さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ビワ

2019-01-26 22:06:07 | 樹木

*2019年1月26日撮影

 あいかわらず雪の舞う日々が続いています。ぱっと晴れることはあまりありません。
 それでも、雪の量としてはきわめて少なくて、地面に積もっている雪はほとんどありません。
 このまま、あと2ヶ月過ぎてくれれば、とてもありがたいのですが。

 ビワの花が咲いています。
 花は一斉には咲かず、茶色っぽいつぼみのほうが目立つこともあって、地味な花です。
 きれいな花とは言い難い雰囲気ですが、咲いている花をよく見れば、なかなか清楚な花なのです。





*2019年1月24日撮影

 冬に花を咲かせる植物は少ないのですが、ビワはバラ科に属する冬の花の木です。
 春になれば実をつけ、初夏には食べられるようになります。
 庭木として植えられたり、実を収穫するために栽培されたりしています。
 中国原産で渡来したものとする説がある一方で、奈良時代以前から存在していたとする在来種説もあります。





*2019年1月24日撮影

 雪をかぶって花を咲かせているビワです。
 
 ビワは「枇杷」と書きますが、これは中国での表記を持ち込んだものとされています。
 一方ビワという名は、実が楽器の「琵琶(びわ)」に似ているからと言われています。





*2019年1月20日撮影

 ビワは実が食用にされるほかに、さまざまな薬効のある植物として知られています。
 葉は打ち身や捻挫、皮膚病などに効き、種子は咳止めなどに用いられます。

 木材としては、硬い上に粘りが強いため、杖などに利用されてきました。
 高級な木刀の材としても使われるそうです。