さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

湯川の雪景色

2017-01-20 22:03:27 | 風景

*2017年1月20日撮影

 今日もときおり青空の広がる、まずまずの天気でした。
 今日から大寒。そのせいか朝方はぐんと冷え込んで、樹木の葉や枝にちりちりと細かな氷がつきました。
 日が昇るとすぐに溶けてしまいましたが。

 昨年は雪景色を見ることができなかったので、今年の湯川の雪景色をごらんください。
 湯川というのは会津若松市の鶴ヶ城の南側を流れる川です。
 上流に会津東山温泉があり、昔は温泉が流れ込んで湯の川になったので「湯川(ゆがわ)」と名付けられたそうです。
 私の散歩コースです。

 雪の中の川岸にカルガモのカップルがいます。




*2017年1月18日撮影

 地面を雪がおおって、枯れたヨシがあちこちに立っています。
 雪景色ではありますが、昔と比べると雪は少ないと思います。
 温暖化なのでしょうか。





*2017年1月18日撮影

 雪が積もると風景が一変して、とても感動的です。
 とはいえ、生活するには雪はない方がありがたい。
 そういうジレンマを抱えながら、冬はやっぱり雪景色を眺められる程度の降雪がほしいものです。

 

オオバン

2017-01-19 21:45:36 | 

*2017年1月19日撮影

 昨日、今日と晴れました。夜の間少し雪が降りますが昼の間晴れるので、積雪は目に見えて減っています。
 
 気温はそれなりに低いので、会津の鶴ヶ城のお堀はほぼ凍っています。
 場所によって凍らないで残っているところが少しあるのですが、カモたちはそういう場所に集まっています。
 カモたちだけでなく、オオバンもいます。
 氷の中に少しだけ水面が出ているところを覗き込むオオバンの写真です。
 足の指(?)が不釣り合いに大きいのがクイナ類の特徴です。オオバンもクイナの仲間。





*2017年1月19日撮影

 水の中に潜ろうとしているオオバン。中の魚がめあてでしょうか。それとも水中の植物類でしょうか。

 オオバンはここ会津の鶴ヶ城のお堀に一年中います。
 たくさんいるわけではないのですが、いつでも見ることのできる水鳥です。
 5〜6羽はいるのかなあ、などと思いますが、実際はどうなのでしょうか。
 鳥は空を飛べるのですからいつも同じオオバンがお堀にいるのではなくて、広い範囲で移動している鳥たちがたまたまお堀に立ち寄るのかもしれません。





*2017年1月19日撮影

 マガモたちと一緒に氷の水辺に立つオオバンが2羽。

 オオバンという名はバンという名の鳥よりも大きいので名付けられました。
 バンはお堀にはいませんが、近くの湯川にはいます。顔の前にある額板という部分が赤いのが特徴です。
 オオバンは額板が白いのですが、姿形はバンによく似ています。
 ただ、湯川にはオオバンもいるのですが、お堀にはバンはいません。微妙に生態が違うのですね。

雪の天守閣

2017-01-17 22:02:45 | 風景

*2017年1月17日撮影

 年が明けて10日までは雪のない穏やかな日々でしたが、11日から雪が降り始め、ほぼ一週間降り続けました。
 大雪です。
 今日はようやく青空が広がり、ほっと一安心の日になりました。
 いまのところ家の屋根などに積もった雪の厚さは50cmくらいと思います。
 数日晴れれば積もった雪もぐっと減るのでしょうが、こればかりはどうなることやら。

 そんなわけで、雪の積もった会津鶴ヶ城の天守閣を、ごらんください。ずいぶん久しぶりです。





*2016年1月17日撮影

 こんなふうにしっかり雪の積もった天守閣は、数年ぶりでしょうか。
 なかなか、ありそうでない風景なのです。
 青空をバックに、すがすがしい眺めです。





*2017年1月16日撮影

 これは昨日の写真です。
 曇り空に浮かぶ雪の天守閣。
 初めの写真と似たような印象ですが、違う角度からの写真です。
 しゃちほこが乗った屋根の見え方を比べてもらえれば、見ている場所が違うのを分かってもらえると思います。

オニノゲシ

2017-01-08 22:14:44 | 草花

*2017年1月8日撮影

 雪のないお正月が続いています。
 今日は久しぶりに朝から青空が見られて、雪の磐梯山の姿をやっと見ることができました。

 写真は、久しぶりの青空とは縁がありませんが、オニノゲシのロゼットです。
 地面に張り付くようにして、思いのほかたくさん生えています。
 これらは昨年の秋に発芽したものでしょうか。





*2016年12月15日撮影

 冬越しのロゼットになっているオニノゲシがある一方で、花が咲いているオニノゲシがあったりします。
 この写真は昨年暮の、初雪のときのオニノゲシです。
 雪をかぶっていますが、じつは花も咲いていました。
 
 オニノゲシは一年中見ることができます。
 いつの時期も花の咲いたオニノゲシがあり、芽生えたばかりのオニノゲシもあります。
 じつにタフな草花です。外来種の強さでしょうか。
 それでも、野原がオニノゲシばかりに埋め尽くされたりはしないところが、自然のすごいところです。

ホザキヤドリギ

2017-01-05 22:32:13 | 樹木

*2017年1月5日撮影

 新年おめでとうございます。
 本年も皆様によきことがなだれのごとくおきますように。
 

 今年のお正月は昨日4日まで雪もなく暖かい日が続きました。
 今日は雪が降りましたが積もるほどではなく、ときおり日が差す、降ったり止んだりの1日でした。

 さて今年初めての写真にはヤドリギを選びました。
 会津の鶴ヶ城公園のケヤキの木にはたくさんのヤドリギが生えます。今年はとくに多いようです。
 冬枯れのケヤキに花が咲いたように黄色い実が輝いています。
 ヤドリギは本来常緑樹なのに、ここのヤドリギは冬には葉がなくなってしまいます。
 それなので、これはホザキヤドリギという種類なのだと思います。





*2017年1月3日撮影

 ホザキヤドリギは「穂咲寄生木」と書くように、花や実が穂状に付くということが名の由来です。
 穂状に付くということは一つの枝にたくさんの花や実が付くということで、普通のヤドリギよりは実の数も多いのかもしれません。
 葉がないぶん、黄金色の実が日の光に照らされると、とても目立ちます。
 この写真は昨年暮の初雪の写真と同じ場所です。





*2017年1月3日撮影

 ホザキヤドリギは寒冷地に強い種類なので、どちらかというと本州中部から北部にかけて分布するようです。
 ただどういうわけか、多くの地域で絶滅危惧種に指定されているようです。
 福島県では準絶滅危惧種、おとなりの新潟県では絶滅危惧Ⅱ類、北隣の山形県では絶滅危惧Ⅰ類となっているようです。
 (参照:日本のレッドデータ検索システムhttp://www.jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=06030121120)
 





*2017年1月3日撮影

 ここ鶴ヶ城公園では、私の見る限りケヤキにのみ寄生しています。
 ケヤキには常緑の普通のヤドリギも寄生しているようですが、ごく少数です。
 ここでは他の広葉樹には寄生しないようなのが不思議です。

 やがてこの実を求めてヒレンジャクなどが来くれると嬉しいのですが。