さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

センニンソウ

2014-10-17 23:24:52 | 草花

*2014年10月17日撮影

 ちょっと変わった花のようですが、これはセンニンソウの花が終わった状態の写真です。
 赤みがかっている部分が実で、これから茶色に熟していきます。
 実が熟すと、実から出ている白い糸のようなものに白い毛が生えて、仙人のヒゲのようだというので仙人草なのです。
 ヒゲが生えてから紹介すれば分かりやすいのに、ちょっと早かったですね。
 それでもこの状態のセンニンソウも十分おもしろいと思います。





*2014年9月6日撮影

 ひと月前、満開のセンニンソウです。
 みごとな眺めです。
 つる性の草でからみあいながら盛り上がるように伸び、花はこのようにびっしりとその場を埋め尽くします。





*2014年8月28日撮影

 8月末、咲き始めのセンニンソウ。
 つぼみの花と開いた花とが混じって、これもいい感じです。
 よく似た植物にボタンヅルというものがあって、花はほとんど区別がつきません。
 葉の形が、ボタンヅルは切れ目の入った葉、センニンソウは切れ目のない葉ということで見分けます。

白いスズメ

2014-10-15 21:56:26 | 

*2014年10月15日撮影

 きょうは珍しいものを見ました。
 白いスズメです。
 スズメの群れが飛び立つとき、見なれない白い鳥が一羽混じっているのに気づきました。
 写真を撮ってみると顔は明らかにスズメですが、背中の方が白いのです。





*2014年10月15日撮影

 ヨシの陰にかくれて、写真はどちらもようやく写ったという程度ですが、白いスズメであることは分かってもらえると思います。
 突然変異できわめて稀に白っぽいスズメが生まれるとされます。
 反対に全身が黒っぽいスズメも生まれるようです。
 日本では古来より白雀は吉兆とみなされてきました。
 この写真を見たみなさんにも幸運が訪れることを願っています。

アカタテハ

2014-10-12 22:34:39 | 昆虫

*2014年10月11日撮影

 アカタテハです。
 私の大好きなヒメアカタテハに似ていますが、全体に色が濃いというか暗い感じがします。
 特に後の翅の裏側は焦げ茶色の感じです。
 ヒメアカタテハ同様、秋になると見かけることが多いようです。





*2014年10月11日撮影

 濃い色の蝶が濃い色の花にとまって、なかなかいい感じです。
 赤というよりはオレンジ色の部分が黒っぽい地に浮きでて美しい模様になっています。
 特にめずらしい蝶というわけではないのですが、あまり見ることがないような気がします。
 ヒメアカタテハばかり見ているから、気がつかないのかもしれません。

セイタカアワダチソウ

2014-10-11 22:05:32 | 草花

*2014年10月11日撮影
 
 セイタカアワダチソウが黄金色に輝いて咲いています。
 北アメリカ原産の帰化植物で、在来の生態系に悪影響をもたらす要注意外来生物とされています。
 一時は気管支喘息や花粉症の元凶と言われたりしましたが、無関係であることがはっきりしています。





*2014年10月11日撮影

 空き地に群生しているセイタカアワダチソウ。
 昔はこんな姿をあちこちで見かけ、セイタカアワダチソウが日本中を埋め尽くすのではないかと恐れたものです。
 ところがそんなに増え続けることはなくて、今は減少傾向にあるそうです。
 競合しているススキやヨシなどの在来種が勢力を回復しつつあるそうで、自然の営みはちゃんとバランスをとろうとしているかのようです。





*2014年10月8日撮影

 最近、一種の民間療法として、セイタカアワダチソウは薬害を流してくれるとして重宝されているそうです。
 花の咲く前のつぼみの頃のセイタカアワダチソウを上から30cmほど切り取り、天日乾燥させます。
 これを布袋に入れて入浴剤として使うと、アトピーなどに良いといいます。
 また軽く煎じて飲むと、体内の有毒物を排泄する効果があるといいます。
 効果のほどを保証することはできませんが、興味のある方はお試しあれ。

アオゲラ

2014-10-10 22:29:17 | 

*2014年10月10日撮影

 秋になってアオゲラを目にすることが増えてきました。
 日本の固有種とされるキツツキで一年中いるのですが、春夏はなかなか出会えません。
 木に葉が繁っているせいなのかどうかよく分かりません。
 今日は桜の幹にとまっているアオゲラに、いきなり至近距離で遭遇しました。





*2014年10月4日撮影

 これは先週撮影したアオゲラです。
 枯れた松の枝にとりついていました。
 キツツキは木をつつくのですが、その目的は①虫をとるため、②巣穴をつくるため、③縄張り宣言と求愛のためという3種類があるそうです。
 秋冬はたぶん①なのだと思いますが、アオゲラの餌は主に蟻のたぐいなので、枯れた木の枝や皮をつつきます。
 健全な木をつつくことはないそうです。





*2014年10月4日撮影

 枯れ枝の上でポーズ。
 鋭い目つきで木の皮を見つめているように見えます。





2014年10月4日撮影

 これはかなり太い松の枝です。
 クチバシをねじ込んでいるようにも見えますが、たぶん中に虫がいるのを捕まえたのでしょう。