さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

アメリカセンダングサ

2014-10-30 22:18:13 | 草花

*2014年10月30日撮影

 今日は気持ちのいい秋晴れの一日でした。

 逆光に赤い葉が輝いて、目をとめさせられたのはアメリカセンダングサが枯れている姿。
 もともと茎は赤っぽいのですが、赤紫色が強くなって、葉は赤く紅葉しています。
 




*2014年10月25日撮影

 すっかり枯れた姿のアメリカセンダングサです。
 先端にトゲのある棒状の実が球形に固まっています。
 この実はいわゆる「ひっつきむし」で衣服によくくっつきます。会津では「ばか」といいます。
 このくらいに枯れると、もう葉はほとんど落ちて、残っているものもちりちりに乾いています。

 名前の通り北アメリカ原産の帰化植物で、在来のセンダングサ(栴檀草)に似ているのでアメリカセンダングサと名付けられました。
 大正期には存在が確認されているそうですが、急激に増えたのは昭和期それも戦後のことといわれています。





*2014年10月30日撮影

 夏の終わり頃に花が咲き始めます。
 水辺など湿ったところが好きなようで、大きなものは1.5mほどにもなります。
 たいてい今頃は枯れ始めているのですが、なかにまだ咲いている花もあります。
 この写真はきょう見つけた、咲いているアメリカセンダングサです。
 花の頃はさすがに全体に緑色ですが、茎だけは紫色です。