*2013年11月5日撮影
赤い実ですが、かなり不気味です。
葉が枯れておどろおどろしいだけでなく、やっぱりごちゃっと固まった実のつき方が気持ち悪いのだと思います。
マムシグサの実だと聞けば、草の名前もいやーな感じがします。
不気味な草を食べる人はいないと思いますが、猛毒だそうですので気をつけてください。
*2012年5月7日撮影
秋には赤い実をつけるマムシグサですが、春にはこんな花を咲かせます。
この茎の模様がマムシに似ているというのでマムシグサです。
花に見えるのはサトイモ科特有の苞で、ミズバショウの白い部分と同じです。仏像の光背に見立てて仏炎苞(ぶつえんほう)といいます。
この苞の中に本来の花が入っています。小さな花がたくさん固まっています。
マムシグサは始めは雄花しか付けないのに、やがて雌花だけ付けるようになります。いわば性転換をするわけです。
成長による変化なのですが、栄養状態によって決まるともされています。