さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

秋雨のなごり

2021-11-11 22:21:52 | 草花

*2021年11月11日撮影

 昨日は雨でした。
 今日は雨が上がりましたが、晴れ間が出るまでには少し時間がかかりました。

 昨日の雨の名残が、草花の葉にしずくとなって残っています。
 そんな情景をいくつかご覧ください。

 はじめはスギナです。
 スギナは春を知らせる植物として認識されていますが、秋にも盛んに芽を出し伸びています。
 スギナは細い葉の先端に雨のしずくを留めるのですね。





*2021年11月11日撮影

 もう1枚、スギナです。
 こうして見ると、スギナが主役か、水滴が主役か分からなくなります。
 スギナと水滴が一体となって、ふしぎな光景が野原を彩っています。





*2021年11月10日撮影

 これは昨日、雨がもう止んだと思って出かけた時に撮影しました。
 ところがすぐに雨が降りだしたので、あわてて帰ってくるはめになりました。

 ヒヨドリジョウゴの実に、雨のしずくがついています。
 赤い実は熟したもの、青いものはこれから熟すもの。
 同じところにいろいろな実がついて、きれいな眺めです。
 ときには実といっしょに花も咲いていたりして、ヒヨドリジョウゴは秋の楽しみです。





*2021年10月27日撮影

 10月の末に撮影しました。
 この日は未明に雨が降り朝には雨は上がったものの、気温が低かったこともあって、多くの草の葉に雨の露が残りました。

 苔の葉のあいだからピョンピョンと飛び出た胞子体が、雨のしずくを抱えています。
 これはたぶん、ネジクチゴケという苔ではないかと思っています。
 苔は雨にあたるととたんに元気になります。面白いものです。





*2021年10月27日撮影

 ずぶ濡れのアキアカネ。なんと痛々しい。
 死んでいるわけではありません。
 その後どうなったかは確認していませんが、暖かくなって、無事に飛び立っていったと思いたいものです。





*2021年10月27日撮影

 これはノハラムラサキという花です。
 園芸種のワスレナグサの仲間ですが、花の大きさはワスレナグサの半分以下です。
 もちろん春に咲く花なのですが、秋でも暖かい日が続くと咲き始めます。
 
 ノハラムラサキは雨露が寒そうです。





*2021年10月27日撮影

 葉っぱばかりのこの草は何かというと、ヒガンバナなのです。
 ヒガンバナは花の時には葉はありませんが、葉が出てくる頃には花は終わっています。
 葉はこの状態で冬を越し、来年の春には枯れてしまいます。
 花の茎が芽を出すのは来年の秋ですから、1年の半分くらいは地上部がなくて地下で生きているわけです。

 ヒガンバナの葉は雨の露をまとって、なにやらうれしそうに見えます。










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