故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

そこからですか

2024-08-17 00:43:33 | よもやま話

絵のタイトルは、「果てなき乙女心」です。
若者にとって、興味の対象は常におなごでした。
エンドウ豆の若ひげは風に吹かれてさまよい、何かをつかもうとします。
捕まえたのか、捉まったのか分からぬことがありました。


島の中心地に今年の民泊学校が紹介される。
さまざまな体験を島民がオリジナリティーをもって推進すると聞いている。
釣れても釣れなくてもカワハギ釣りに挑戦する。
釣れなかった時の晩のおかずは何なんでしょう。

民泊した男子中学生に、これから卵料理をすると伝える。
卵焼きが良いか、親子丼がよいかと質問する。
全員が親子丼を選択した。
歩いている鶏を一匹掴んで、裏山に中学生を案内する。
とり肉にしてくれる。
「そこからですか」(今日のタイトル)とやんちゃな中学生も引いてしまった。

アルコール禁止の中東で、石油精製所の巨大プロジェクトを受注しました。
まず手始めの工事は、ビール抽出の小プラント作りから始めると聞いた。
それを聞いたとき、「そこからですか」とおおらかさに驚いた。

ジャイカの若者が東南アジアの小さな村に入り、井戸を掘る。
喉が渇いたので現地の水瓶に向かった。
柄杓で瓶の縁をコンと叩いた。
そしておもむろに掬って飲んだ。
ぼーふらが音に驚いて沈んでいったのを見た。
「そこからですか」と笑った。

若い時、図書館で一人興奮しながら、性について学んだ。
精子が卵子と結合するのに4-5時間かかると書いてあった。
そんなに長く結合していなければならないのか。
「そこからですか」と初心な私は慄いた。

物事には始まりがあり、初めて体験するものは妙に感心するものです。

2024年8月17日
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アピールする日々

2024-08-16 04:36:47 | よもやま話

絵のタイトルは、「トマト誰の子」です。
世話をしている者たちのものでしょうか。
トマト自身の自慢作です。


相手に分かってないのじゃないか。
気づいてないのではと心配する。
可愛かった子供の頃の「アピールする日々」(今日のタイトル)です。

私だけでなく、妻もそのようです。
買ってきた目皿(洗面台の銅製網)を替えておいたわ、気づいた。
ピッタリだったわよ、カーテンのフック、替えました。
前の砕けフックが、畳の上に落ちていた。
網にもう何かが引っ掛かっていたわよ。

里芋にいくら水をやっても吸い上げてくれない。
土をかけたら保水力が高まるんだけど。
土あげを自分でやればよいじゃない。
あまり言うもんだから、板鍬で周りの土を削り、里芋の茎が隠れるまで土を盛り上げた。
翌日お礼を言われた。
そして、水が足りてきたのか里芋が新しい芽を出したと報告する。
私は鍬を使って、大汗をかいた。
何も言わずに、飲んだらと朝からビールが出てきた。

私が朝ご飯を作っている間に、妻は嬉々と畑仕事に精を出す。
猛暑となり、次から次に作物の葉が黄色になっていく。
朝一番山の上にある畑に水を撒く。
夕方に、家の下の畑で水を撒く。
共に井戸水である。
山には、20リットルタンクx3、ペットボトルで30リットル、軽トラで運び撒く。
足りないので、川の湧水を汲み足す。

一週間も続けると、枯れかかっていた作物が息を吹き返した。
妻は、気に入った野菜にだけ最低限の水をやっていた。
忘れ去られた花やあきらめたのであろう野菜たちが復活した。
水やりだけで、朝夕2時間ずつ取られる。
できないはずだと納得した。

水やりを続けて2週間が過ぎたころから、作物や花がみずみずしい新芽や新しい花を付け始めた。
さっそく妻に報告する。
もう枯れたと思いやらなかったのよ、ありがとう。
おかげで生き返った。

言わずとも、気づいている。
単にできなかった。
力がいるから、時間が足りないから。
ああだったら、こうだったらの妻の愚痴が続く。
草刈りだけをする私も参加してみると、きついことだと分かった。
アピールする日々に、感謝が加わった。

2024年8月16日
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お盆は秋の始まり

2024-08-11 01:53:15 | よもやま話

絵のタイトルは、「ゴーヤ」です。
一番なりを食べました。苦くもなんともありませんでした。
二番なりから苦くなりました。
屋根まで届きそうな芽の芯を止めました。
これから、脇芽が伸び始めます。
日陰を作ってほしかったのに、植えた時期が遅かったようです。


もう、お盆か。
まだ、お盆か。
暑い夏にかまっているうちに、お盆がきました。
訪ねることもなく、来る人もなく。
お盆は、先祖を訪ねるばかりです。

今日のタイトルは、「お盆は秋の始まり」です。
この辺りでは、お盆が過ぎたら海水浴をしません。
魔物がいて引きずり込まれると親に脅かされていました。
北海道に住み、東北に行って分かりました。
お盆を過ぎたら、北海道では、もう寒い。
東北では、トンボが乱舞していました。

お盆が過ぎて、遅いかなと残った種の苗を植えました。
秋が来て、深くなり、実を付けることはありませんでした。
季節は、冬に向かっていてビニールで囲ってやっても日照時間が足りないようでした。
それは、東北でも島でも同じでした。

お盆は、うら悲しい。
正月は、のんびりできて嬉しい。
家族が増えて、減って、二人だけになりました。
子供たちは、家族が増えて忙しそうです。
ネットでも携帯でも、偽装友達が増えるばかりです。
騙されないぞと思うものの、寂しさのあまり関わるのも哀しい。

嬉しいのは、樹齢400年の楠木がある神社のお盆祭りを手伝うことです。
私と同じ年恰好の者たちが、嬉々とやぐらを組み提灯を下げる。
酔っぱらって、飛び入りの盆踊りです。
新しい役員に変わるたびに、どうやったかと模索します。

これから満潮と干潮が繰り返されるたびに、秋が深まります。
釣れる魚も変化します。
知らぬうちに季節が廻ります。
留まることがない。
それを恨めしく思うか、大歓迎と笑顔になるかは、私たち次第です。

2024年8月11日
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汗かきで夏を乗り切る

2024-08-08 13:08:05 | よもやま話

絵のタイトルは、「仕事のあとの一杯」です。
なんでんかんでん、これが楽しみです。
ドクターストップがかかるまで飲み続けましょう。
子供たちに心配をかけない、「くそ爺」でよいのです。


今日のタイトルは、「汗かきで夏を乗り切る」です。
毎朝、草刈りをする。
早朝2時間の草刈りで、したたるほど汗をかきます。
草刈り中、喉の渇きをいやすためスポーツドリンクを飲みます。
それも、瞬く間に汗となります。
草刈り機のタンクは0,7リットルで、約一時間の草刈りで空になります。
シャツを替え、空のタンクに混合油を満たし、もう一度挑戦します。
約2時間の草刈りをやり終える頃には、適度な疲労を感じます。

帰宅してルーチンワーク(朝食作り、洗濯、掃除)ができるだけの体力は残っています。
ルーチンワークが終わり、シャワーを浴びたら、クーラーをかけた部屋で食事を摂ります。
疲れに任せ、横になります。

一日、一度は大量に汗をかく。
雨で、草刈り(農業)ができないときは、熱めの風呂に10分浸かり汗をかきます。
汗が引くまで6枚のタオルでふき取ります。
約800gは汗となるようです。
汗をかいた衣服や汗を拭きとったタオルは、すぐに洗濯します。

夏のゴルフは、汗をいっぱいかきます。
ラウンド中、3回シャツを替えます。
スポーツドリンクとお茶を合わせて1リットル以上は摂取します。
力いっぱい振り切り、ボールを追いかけます。
スコアより、思いっきり振り切ることに精を出します。
ゴルフをしている時間は約5時間(昼食も入れて)です。
その半分は、カートに乗って涼んでいます。
体力の消耗は、草刈り2回分より少ない。
シャワーを浴びると、すっきりです。
夜はつまみだけですが、少しでもアルコールが入ると、ぐっすり眠れます。
妻との2サムが多いゴルフです。
安いコースを探し、ウィークデーだけのゴルフです。
2人分の趣味としては、安いと言える。

おかげで、前後が分からぬほど身体中真っ黒です。
腰痛とも10年はおさらばです。
友人からいただく猪と、月に2回はやる釣りで得た魚で栄養は十分とれています。
なんでもやらなければ生きていけない分、頭も体もフル回転です。

友人には自給自足の生活に見えるらしい。
休みがない、年中無休が今の生活です。
孤立無援でない証拠に、年寄りの畑の草刈りでビールをいただきます。
川の掃除をやり、農道の草を刈ります。
どれも隠れてやる作業なのですが、住民にはばれているようです。
地域の見えない潤滑剤になれるなら、それも面白い。

2024年8月8日
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奥さんに興味がある

2024-08-07 07:05:27 | よもやま話

絵のタイトルは、「笑う女」です。
今更見るのも躊躇する妻の裸です。
凝視しなくても、ちらと見るのも改善の兆しではないでしょうか。


今日のタイトルは、「奥さんに興味がある」です。
かなり、チャレンジングな記事です。

屋根裏のような飲み屋さんで、老後の暮らし方を話していた時のこと、
建築家の先輩は、「奥さんに興味がある」と言われました。
詳細は、下部タイトル「だめだめ、見ちゃだめ」を参照ください。

またある時、ノンフィクション作家、高橋秀実(ひでみね)さんが、
「なぜ「全部愛してる」ではだめなのだろうか?」と一文を書かれているのを読んだ。
奥様とのほっこりしたやり取りを書かれている。
詳細は、下部タイトル「愛してる?」を参照してください。
ハイライトのタイトルをクリックすると、記事が読めます。

長い間暮らし、共に空気のような夫婦です。
ある一言で、奥様に新鮮な興味を持った。
これからは、奥様を懸命に見ようと思う。

奥様に愛してるかと聞かれて、そうだと答える。
じゃあどこが好きなのと聞かれ、返事に窮し、
何度も質問を繰り返され翻弄されている作家の文章も興味深かった。

相手の琴線に触れる「愛してる」ではダメなんです。
「ほっこり」に顔が緩む。
と私はいたく感動したものです。
奥様に興味を持ち、愛してると実感するのは、日々変化する毎日なのです。
一発勝負の決め台詞でも、感動に値する行動でもありません。
毎日繰り返さる営みの中にこそ、ちりばめられる。
ほんの些細な「ほっこり」の連続が愛してるということでしょうか。

昨日、妻と2サムでゴルフをしました。
なんと、妻はハーフ47で回りました。
9ホール中、7つでボギーでした。
やりました。
何度も、凄かったねとたたえました。
妻は、笑顔で「ありがとう」と返してくれました。

奥様に興味を持つことは、尋常な努力でもなせないことです。
鍋窯を投げ合うこともある。
一晩過ごせば、仲直りということもある。
好きで一緒になった夫婦でも、日々の「ほっこり」がつなぎ留めます。
「ほっこり」は、何なのか。
きっと、血沸き肉躍るものなのでしょう。
身体を流れる血液が温かくなる瞬間なのでしょう。
飾らない人そのものです。

私も先輩に習って、「奥様に興味がある」と嘯(うそぶ)いてみたい。
決して恥ずかしいことではありません。
元気でいる証拠です。

2024年8月7日

2018年11月16日投稿記事、「だめだめ、見ちゃだめ」では、
「奥さんに興味がある」と言われました。
ええー、まさかと思いましたが、言葉には出せませんでした。
どうやら、奥さんを見ていなかった。
あるとき、奥様の話にいたく感動され、
それ以来テレビを消して一緒に会話を楽しんでおられる話をされました。
(記事より抜粋)
2023年8月6日投稿記事、「愛してる?」では、
相手の琴線に触れる「愛してる」ではダメなんです。
「ほっこり」に顔が緩む。
(記事より抜粋)
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