故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

アピールする日々

2024-08-16 04:36:47 | よもやま話

絵のタイトルは、「トマト誰の子」です。
世話をしている者たちのものでしょうか。
トマト自身の自慢作です。


相手に分かってないのじゃないか。
気づいてないのではと心配する。
可愛かった子供の頃の「アピールする日々」(今日のタイトル)です。

私だけでなく、妻もそのようです。
買ってきた目皿(洗面台の銅製網)を替えておいたわ、気づいた。
ピッタリだったわよ、カーテンのフック、替えました。
前の砕けフックが、畳の上に落ちていた。
網にもう何かが引っ掛かっていたわよ。

里芋にいくら水をやっても吸い上げてくれない。
土をかけたら保水力が高まるんだけど。
土あげを自分でやればよいじゃない。
あまり言うもんだから、板鍬で周りの土を削り、里芋の茎が隠れるまで土を盛り上げた。
翌日お礼を言われた。
そして、水が足りてきたのか里芋が新しい芽を出したと報告する。
私は鍬を使って、大汗をかいた。
何も言わずに、飲んだらと朝からビールが出てきた。

私が朝ご飯を作っている間に、妻は嬉々と畑仕事に精を出す。
猛暑となり、次から次に作物の葉が黄色になっていく。
朝一番山の上にある畑に水を撒く。
夕方に、家の下の畑で水を撒く。
共に井戸水である。
山には、20リットルタンクx3、ペットボトルで30リットル、軽トラで運び撒く。
足りないので、川の湧水を汲み足す。

一週間も続けると、枯れかかっていた作物が息を吹き返した。
妻は、気に入った野菜にだけ最低限の水をやっていた。
忘れ去られた花やあきらめたのであろう野菜たちが復活した。
水やりだけで、朝夕2時間ずつ取られる。
できないはずだと納得した。

水やりを続けて2週間が過ぎたころから、作物や花がみずみずしい新芽や新しい花を付け始めた。
さっそく妻に報告する。
もう枯れたと思いやらなかったのよ、ありがとう。
おかげで生き返った。

言わずとも、気づいている。
単にできなかった。
力がいるから、時間が足りないから。
ああだったら、こうだったらの妻の愚痴が続く。
草刈りだけをする私も参加してみると、きついことだと分かった。
アピールする日々に、感謝が加わった。

2024年8月16日
コメント
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