故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

おお、忘れていた

2024-08-21 05:53:58 | よもやま話

絵のタイトルは、「去る者は追わず、来るものは拒まず」です。
時は残酷であり、一方甘味です。
忘れることで助けられる。


忘却は よきも悪しきも 踏みにじれ

あれとそれ 老いも若きも 甘ごとに

朝一番、今日は何の日、予定はとカレンダーを見ます。
隣の部屋に行き、なんだっけ。
そんな具合なので、イベントや約束事はカレンダーの日付に丸を付け、用件をメモします。
およそ、1/3は埋まります。
半分埋まると、圧迫感があります。
先輩が心配する、カレンダーが埋まらないとはどのくらいの期待感でしょう。
今日のタイトルは、「おお、忘れていた」です。

司法書士殿に送る書簡の作成を忘れていました。
今日はゴルフ、明日には必ずしなければならない。
歳を重ねるごとに、宣言タイプになりました。
口に出し約束する。
例えば似顔絵描き、描くと約束して1/3は闇に葬り去られます。
今年の5月に約束した同窓会に出席した全員(140人くらい)の似顔絵は一枚も済んでいません。
口約束の半分が達成されれば良しです。

ところで、で始まる妻の進言(口癖なんだろう)に恐れ慄きます。
来たな。
出来ぬ、と防御線を張ります。
何十年も経った、「おお、忘れていた」は夢で大いに反省させられます。

これからは、「おお、忘れていた」ことさえも気づかぬようになるのでしょう。
なんのことと惚(とぼ)ける様が目に浮かびます。
買い物は、都度メモします。
メモを持ちながら、赤札に気を取られ、買い忘れてしまう。

「おお、忘れていた」が日常になりました。
健康に過ごすため、忘れてしまえ。
「お父さん、さっき食べたじゃない」と娘に言われる日もそう遠くはあるまい。

2024年8月21日
コメント
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