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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

常に新鮮

2020-09-08 22:06:33 | よもやま話

「山国川魚昇る」と書いています。
魚道を昇って来たのが今までです。
今もこれからも、落水を跳ね上がろうと密かに狙っています。


今日のタイトルは、「常に新鮮」です。
昔はもっと飛んだんだがな。先輩たちとラウンドしていると、よく聞きます。
私の場合は、今が一番飛んでいる。この頃やっと、思いっきりクラブを振れるようになりました。

毎日の生活は、新しいことの連続です。
赤かぼちゃを今年初めて収穫した。
草刈も畑づくりも、季節に追いつくようになった。
朝も夕も畑で汗が流せるようになった。
昔と較べようがないのです。
へとへとになっても、半日休めば、また動ける。
不思議でしようがないのです。

身体ばかり鍛えていてはと、ブログで考えを整理しています。
こんなことだったのかと、考え方の引き出しは増える一方です。
歳をとれば、役から解かれ付き合いも狭くなりがちです。
私は広がる一方です。
なにもかも、この地に移住してきたことから変わりました。
誰からも相手にされない「移住の自由」を感じていました。

人生の延長戦に区切りをつけたのがよかったのか、悪かったのか。
新たなスタートを切ったものだから、生きるために一生懸命です。
役をやっていた時のように、誰かがやってくれることはありません。
毎日、毎年が挑戦の連続といってもよい。
出来るだろうかではなく、やるしかない。
「常に新鮮」だから、過去と較べようがないのです。
これから病気も体験し、死も迎えることでしょう。
それだって、初めてのことです。
私はどうするのか、楽しみです。

箸転げ 笑う若人 さにあらず

2020年9月8日

<<あとがき>>
今日は、かみさんの命日です。
出会う前と同じくらい一緒に暮らした。
覚えているのは、出会った時の嬉しさと亡くした時の空しさです。
私は、おまけの分を生きています。
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月夜

2020-09-07 04:47:03 | よもやま話

絵のタイトルは、「川筋気質」です。
炭鉱跡博物館で、石炭を運ぶ船の絵を見ました。
掘るのも運ぶのも危険だった。
男も女も生きてきた。


今日のタイトルは、「月明かり」です。
寝床で身体のあちこちを動かしてみる。
筋肉の張りを確認する。
起きる前のルーチンとなっています。
特に気にしているのは、腰回りです。
今日も、動けそうだ。

台所に行き、洗い物をし、米を研ぐ。
月明かりに誘われて、外に出る。月は雲に隠れた。
草を刈ってよかった。獣が隠れることができないから寄ってこない。
ベニカナメの枝がいつしか伸びている。
蚊に追われ、家に入る。

コオロギが鳴いている。遠くでも近くでも。
ぶよに眼の下を刺され、顔半分が膨れたままである。
ゴルフのプレーに支障はなさそうだ。たいして、気にはならない。

二杯目の冷やしたゴボウ茶を飲む。鼻に抜ける香りがよい。
「月夜」に関する想いを巡らしている。
高校生の頃、最終便の一つ前の船で帰ることが多かった。宇品港を7時40分に出航した。
月明かりの道すがら、OLになったばかりの近所のお姉さんと一緒になった。
私は、単なるボディーガードのようなもの。
まばゆいばかりで、何を話したのか覚えていない。
真っ黒の天狗松の向こうの江田島湾に、月明かりが揺れていた。

月夜は、たくらみを思い起こさせる。
光源氏が夜な夜な出かけたのも、月明かりがそうさせたのだろう。
月明かりは、罪作りである。闇夜であれば、なかったことの多くを思い出してしまう。

足つけし 影が重なり 夜光虫

2020年9月7日
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嫉妬

2020-09-06 00:35:13 | プロジェクトエンジニアー

絵のタイトルは、「去る者は追わず来る者は拒まず」です。
悩んでも、開けぬ夜はありません。


今日のテーマは「嫉妬」です。
自分より、優れたものを持っている人に抱く気持ちです。
中島みゆきさんの詩のいくつかに、嫉妬を前面に出したものがあります。
抉るほど忌々しく、心の奥底をさらけ出し、優れた詩になっているように感じます。
漱石の「こころ」にも同様のものを感じます。
彼女は、応援歌も多く書かれています。

憧れて入ったエンジニアリング会社でした。
優れモノがいっぱいいました。
途中入社の私は、本流(燃料関連)の仕事にはつけませんでした。
上司は、後に社長に、また役員になられました。
役員の方から、二度リストラされました。
その会社に残りたかったので、恨みました。
一カ月待つからどこか探して来たらと、人事の方から話がありました。
会社の友人の知り合いの方でした。

結論から言うと、リストラされてよかった。
一カ月のうちに見つけた会社は、エンジニアリング会社に入る前の会社でした。
出戻りは、肩書も給料も上がっていました。
リストラされて給料をあげたのはお前だけだと、同僚に言われました。
それからが大変でした。
10年後にエンジニアリング会社に戻り、またリストラされました。
リストラされていなかったら、今は当然ありません。
大きな会社の「成功者」で終わっていたでしょう。

中島みゆきさんの歌には、成功者と脱落者の対比が描かれています。
脱落者の恨みつらみが素晴らしい。
ある視点から見ると脱落者です。
ところが、時間のフィルターを重ねると成功者になっているかもしれない。
脱落したからよかった。頑張ることができた。違う人生を味わうことができた。
世の中を形成しているのは、成功者だけではありません。
中島みゆき作詞・作曲の「シュピレヒコール」がデモ隊のバック音楽に流れていた。
そんな時代もあったねと、皆が元気に立ち直っています。

嫉妬で自分を死なせてしまうのは、哀しいことです。
悶絶するように苦しんだ挙句、涙も枯れた頃、こんなことを続けてられないな。
二枚目でなくてよかった。ちんちくりんでよかった。貧乏人でよかった。
他の世界を知らぬものの遠吠えだろうが、構わない。
買った訳じゃないけど、頑張った。

嫉妬を大いに勧めます。
そして、自分なりの方法で立ち上がれ。
私が描く似顔絵では、あなたはヒーローです。

男とは 大小じゃない 輝きさ

2020年9月6日

<<あとがき>>
私は結婚前多くの女性と付き合いました。
どれも実りませんでした。
すべての女性が、私を強くしてくれました。
恥ずかしながら、感謝しかありません。
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楽しいことは辛い

2020-09-05 09:26:38 | よもやま話

昭和記念公園で見た、群生するコスモスです。
タイトルは、「うふふ」です。


今日のタイトルは、「楽しいことは辛い」です。
毎朝涼しいうちに、身体を使う仕事をする。
カンリキ(耕運機)で、畑を鋤いたり草刈をしています。
太陽が昇り暑くなる。区切り迄と、つい頑張ってしまう。
汗びっしょりになり、朝風呂を浴びる。
朝ごはんを食べて、少し横になる。
一日分の体力を使い切った感がある。

ブログを書けず、朝餉を作れず、ひたすら農業をやる。
白菜や大根や冬野菜類を植える準備で忙しい。
日照りが続き、夕立で、植物には絶好の日和です。
種をつける草は、今が伸びどき、飛ばし時と背を高くする。
カンリキで鋤いて、草をいきなり土に埋めることはできない。
刈った草を集めて、それから鋤くのである。

わずか2時間の農作業が、なかなかきつい。
暑さが、さらに体力を奪う。
努力の甲斐あってか、今年は例年になく、野菜が上手に作れた。
どの野菜も美味しい。
コロナで、予約は相次ぎキャンセルである。
カフェで、お任せ料理にして出すこともない。
都会の子供や友人に、お中元代わりに送る。
野菜が、長雨で高騰していることもあり喜ばれる。
それでよい。

やるからには、ちゃんとやりたい。
ちゃんとやるから、成果が出る。
風通しをよくするために、林の下草も刈りたいし、竹も伐りたい。
ままならない。わずか2時間の農作業で、あとは続かない。

汗を流すことが、きついけど楽しい。
熱中症すれすれの農作業だが、毎日出来ることが嬉しい。

草刈で 体脂肪減り 飛距離伸び 

2020年9月5日

<<畑で赤とんぼ>>
畝の目印に、しの竹を刺している。
約1.5mの間隔であろうか、しの竹のてっぺんに赤とんぼが一匹ずつ止まっている。
眺めて見たら、10本余りの竹すべてに止まっていた。
他のトンボが近づいたら、前に止まっていたトンボが追い払う。
いつしか、秋になっていた。
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古酒

2020-09-03 06:11:06 | よもやま話

絵のタイトルは、「仕事の後の一杯」です。


今日のタイトルは、「古酒」です。
日本酒は一年も置くと酢になると言われてきました。
一昨日、若い人から誘われて、ある蕎麦屋さんで古酒をいただいた。
若い人より先に店に着き、妻と二人テーブルについた。
おちょこが、12個並んでいた。利き酒のスタイルである。
古酒と言えば、豊島酒造でいただいた貴醸酒(仕込み水は酒)しか知らなかった。

宴が始まり、若い人(夫婦)が次から次に一升瓶を運んでくる。
冷でいただき、同じ酒をぬる燗にする。燗も一合サイズ。
お酒のあては、魚料理であった。
私達が瀬戸内海で育ち、新鮮さを熟知しているため刺身は外されていた。
酒米、酵母、杜氏の話に発展する。酸度、アミノ酸度についても説明を受けた。

古酒の年数が増すごとにまろやかで深みがある。
説明よりなにより、我舌がそう感じる。
辛口でもない。あっても+3程度である。
まいったな。

若い夫婦は、古酒の酒造りに挑んでいると感じた。
古酒を売っている酒屋を教えていただいた。
翌日(昨日)、「古酒が欲しい」とその店に入った。
店主は、満面の笑みで説明を始めた。
昔ながらの町並みのなかにその店はあり、古酒だらけであった。
儲けを度外視して、自分の主張を通した品ぞろえである。若い人が仕込んだ酒もあった。
どうして古酒が生まれ、飲み継がれてきたのか、工夫を教えていただいた。

古酒と言えば、蒸留酒の範疇と覚えていた。
特に、泡盛の世界では常識である。
沖縄の物好きは、泡盛を車のボンネットに保管し、促成古酒を作られる。

酒は、新酒を尊ばれる。軒に吊るされた杉球を目当てに客は集まる。
店主が、初心者用にと古酒を選んでくれた。私は4本(一升瓶)購入した。
有名な大吟醸酒よりずっと財布にやさしかった。
夕方、農作業を終え、妻と古酒をいただいた。一昨日は運転手をしたねぎらいである。
二人で二合。冷で飲み、ぬる燗でいただいた。
妻の感想は、今までにない眼の開きでわかった。
友人と、密かに酒盛りをしたい。
事前に、どの酒も一合だけ飲もうと思う。

枯れる迄 出会い驚き 古酒愛でる

2020年9月3日
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