故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

自給自足とは

2022-05-29 18:34:42 | よもやま話

絵のタイトルは、「川筋気質」です。
無いものはない、あるもので勝負をしてきました。
男度胸の川筋者が、遠賀川で石炭を運びました。


友人への手紙をここに載せます。
タイトルは、「自給自足とは」です。

自給自足の生活とは何でしょう。
私は独りで生きることを考えてみたい。
野菜を作ります。
種を残し翌年その種を植えます。美味しくて丈夫な野菜を作るには、F1種(1世代)を買います。
野菜には、肥料と水と太陽光が必要です。
東北では、糠を混ぜた発酵コンポストを使っていました。
ここでは、電気コンポストを使っています。野外に害獣が多いからです。
水は、井戸水を使っています。山の畑には、20リットルのタンクx3個で間に合うものを植えます。
太陽光を好むもの(葉っぱ類)は、日の当たる場所に植えます。
湿気を好むもの(里芋類)は、日陰の畑に植えます。
手のかかるもの(茄子、トマト、葱や香草、レタス類)は近くの畑に植えます。
農具は、軽トラ、耕運機、草刈り機、鎌類、鍬類、鋸類と蚊取り線香です。
農薬は、ストチュウ(酢、唐辛子、焼酎)です。
化学薬品は、効果的な一回(花の時期)だけ使います。

通信(携帯電話、インターネット)を持っています。
移動手段は、軽自動車です。
東京も新幹線や飛行機より自家用車です。
荷物が一つなら、飛行機を使います。60歳以上なら(急がないと)片道1万円で乗れます。
新幹線なら、ジパングクラブに入って、3割引きです。

田舎では、情報とものが回ります。
私達の基本的な贈りものは、パンと焼き菓子です。
60Aの単層100Vを受電し、単層200Vで使える電気オーブンで焼きます。
大量に山菜、野菜、果物や魚類が手に入ります。
都会の捌ける友人が4人います。生ものは避け、ジャムや佃煮に加工(火入れ)します。

食に多くの時間を割きました。
衣類は、重ね着が基本です。衣類の修繕のためミシンを習っています。
長靴、運動靴が主たる履物です。
帽子は、野球帽、麦藁帽とハンチングです。

住は、平屋と納屋です。
客用布団は4組だけです。圧縮して使う時だけ出して太陽に当てます。
出っ張る物(箪笥、本箱、机類、電気製品)は、すべて納屋に入れています。
季節ごとに入れ替えます。
布団も毎日上げ下げし、居室には何にもありません。掃除が簡単です。
洗濯も毎日するので、干す場所は限られています。
大きなもの(布団類)は畑で切った木で棚を作ります。

移住をすることが多かった。
通常は4トントラック1台で済みます。移住のたんびに、断捨離してきました。
今回は、農具が多く大掛かりになりました。
移住するたびに、壊れた個所の修繕やライフスタイルに合わせて改築しました。
DIYは得意です。電気工事、大工仕事や庭木の剪定などできます。

一人になると収入は半減です。
経費は、半減とはいきません。
趣味を変えるでしょう。
一人でできること(読書、物書き、絵手紙、音楽:妻にピアノを習う)にシフトします。
借金は、すべて清算しました。
付き合いも小さくなるでしょう。

釣ができると言っても腕と環境(釣れる場所)が大切です。
いまのところ、(半農)半漁とはとても言えません。

自給自足とは、身の丈にあった生活だと思います。
私達は、これからも変化します。
将来を愁い、今の生活を犠牲にする必要はありません。
準備と心構えをしておき、想定外なんてありません。
いい意味で、「なるようになる」です。

物理的な自給自足ではありません。
経験を積みながら、余るもの(時間)で補うことです。
補うものが無い時は、知恵と体力で勝負するしかないでしょう。
多くても少なくても、使い方によって生きてきます。

2022年5月29日
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