絵のタイトルは、「阿吽」です。
男と女の距離感は、つかず離れず。
見えないようで見える。
見えるようで永遠に見えない。
よく手入れした盆栽を観賞する距離感です。
喧嘩を始めたのは、男でした。
愛する男を応援するのは、女でした。
そうでしょうか。
喧嘩の原因は何で、男は何をどうしたいと始めたのだろうか。
今日のタイトルは、「男も辛い」です。
許されるなら、女が代理戦争をしてもよかった。
できないと決められているような気がした。
でも、できるようになった。
そうだろうか。
女は結婚によって、大いに人生が変わる。
アウェーに入り、ホームになるまでの長い時間を過ごす。
その間に、世間の見方も自分自身さえ変わってしまう。
そんなことがあってよいのだろうか。
女である前に人間であったはずです。
若い時に思い描いた夢を究めることはできたはずでした。
結婚をし、子供を持つことも夢でした。
子育てに、家庭を守ることに全エネルギーを費やすうちに何かがはがれていった。
おばあさんになり、はがれたばかりじゃないと気づくも遅い。
もっと早く、若いうちだけでなく、社会に出てからも女として生きていける。
そうなるには、私たち男の意識が変わらなければならない。
役割なんて、なにも決まってはいないはずである。
どちらもできる。
女は辛い。
幸せにできない男も辛い。
男の幸福感は、妄想なんだと気づくのに遅すぎることはない。
ますます混迷となるも、暗闇に一筋の灯りをともしたいと生きている。
救いとなるのか分からぬが、パートナーをますます尊敬することができる。
2024年5月22日