故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

年寄りの冷や水

2024-05-21 06:36:12 | よもやま話

絵のタイトルは、「宴も半ば」です。
美味しいものを食べました。
まだ、残っていると密かに期待します。
生きるも地獄、死ぬも地獄です。


未明に、彼(ほとぎす)の声を耳にしました。
今年は、昨日から鳴き始めました。
「特許許可局」とか、「てっぺん欠けたか」と聞こえます。
けたたましい鳴き声で、夜中も鳴きます。
朝晩はまだひんやりとし、昼は暑い。
夏が来ると予感させます。

今日のタイトルは、「年寄りの冷や水」です。
地域のボランティアは、年寄りに回ります。
経験者がよいと思われがちです。
若い人は、仕事があると辞退します。
若い人がやったほうが、地域に溶け込めるし、早くから責任感が醸成される。
ボランティアは、地域の問題(過疎、災害対策、美化運動など)に向き合う仕事です。
年寄りに寄り添った施策が提案され、足りないことが行政(税金)に反映される。
地域に生きようとする若者の求めることが薄れてしまう。

年齢が多くなると、仕事のスピードは格段に落ちます。
汚れたら、ただちに掃いて拭く。
下着は、若い時より頻繁に着替える。
尿漏れはあるものとする。
洗濯も溜めずに、毎日やる。
それでも追い付かない。
やったつもりでも、忘れることが多い。
隣の部屋に来て、あれなんだっけ。
忘れないようにと買い物リストにメモする。
そのメモを忘れる。
こんなことは、しょっちゅうあることなので、気にしないほうが良い。

髭剃りもままならない。
入れ歯のところは、へこみ皺となり剃りにくい。
仕方がないので、唇の裏側に舌を入れ膨らませて剃ることにしている。

同居する若夫婦に気を遣う。
スマホ代も通勤する車のガソリン代も親が年金で払う。
食卓にあがる野菜も旬の幸も、親が採り作る。
都会に暮らす若者は、そんな恩恵は得られない。
地域格差です。

田舎暮らしはのんびりとして良いものと都会人には映る。
良いところだけ切り取ることはできない。
苗や種を植え、夏から秋に収穫する野菜や果物の手入れに忙しい。
ボランティアに遊び(ゴルフ、釣り)が加わるので暇ではない。
こんなはずじゃなかった。
投げだせないし、あきらめきれない田舎暮らしが続く。

2024年5月21日
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