さて本日の話題は、掲題の「S君のいたずら」です。S谷と書いて、我々はEヤと読んでおりました。
S君は1年の時、7Hでした。
同じクラスにK君がいました。T村出身でした。柔道部員でした。 貴女様は、御記憶にございますか。K君は、現役で明治大学法学部に受かりました。 東京の荻窪にアパートを借りておりました。日夜、勉学と妄想に明け暮れておりました。
S君の紹介で、私はTN大受験のため状況した折に、K君のアパートから受験に参りました。 私は、すでに2浪をしておりましてあとがないという状況でした。
K君には、かねてより想いを寄せていたM高校女子バスケット部主将の方がいました。 その方も、めでたく東京の大学に見事入学されておりました。 S君の労により、3人であうことが出来ました。しかもK君のアパートに3人で泊まることになりました。 3人で川の字に寝たそうです。
夜ふけになりました。純情なK君は、思わず件の女性に手を出してしまいました。 K君の手はおずおずと延びて来ました。真ん中にS君が寝ていました。女性の頭の近く迄
手が延びた頃、答えるように、女性の手が延びて来ました。 K君は天にも昇る気持ちで、女性の手の平をそっとなぞったそうです。女性も優しく答えたそうです。 いつしか、二人の手は重なるように、くんずほぐれつの状態になっておりました。S君は、健やかな寝息を立てております。
たまらず、女性は笑い出したのです。夜中におかしくてたまらなくなったのです。 K君がまさぐっていた手は、男にしては柔らかいS君の手だったそうです。 恋の行方はきいておりません。
また、馬鹿な男たちの話になってしまいました。
お許しください。
重ねましてご指導のほどよろしくお願いします。
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