故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

独り住まい

2024-06-15 23:12:10 | よもやま話

絵のタイトルは、「あっち向いてホイ」です。
なんとなく「あっちを向いた」ほうが、得になるのではないか。
いや、知ることも考えることもやめてしまったのでしょうか。
明日は、わが身だというのに。


ネット記事を読んでいたら、「年齢を数えない」人ほど健康であるという記事を読んだ。
年齢を数えない日はないし、病気や怪我のリスクも年齢と共に増えているはずです。
ただ、これでよいのかという想いはずーっと感じていました。
やっと、やりたいことができる。
その気持ちも本当です。
どこまでできるかと不安になるのは、やはり年齢を数えるからにほかなりません。

今日のタイトルは、「独り住まい」です。
田舎に住む親が心配です。
ガスを止め電気調理器だけにする。
転落防止やバリアフリーを取り付ける。
溜め込んだごみを捨てる。
毎日、電話をして安否確認をする。
どんな対策をしても、心配は尽きません。

私たち年寄りからすれば、余計なお世話です。
蚊取り線香をガスの火で点け、消し忘れます。
乾電池さえ生きていれば、自動消火してくれます。
ガスだって、流れ続けている(何時間か忘れました)と、自動でシャットアウトします。
バリアフリーは不要と、よく転ぶところは時間(両手両足)をかけて渡ります。
耕運機だって杖代わり(スーパーのカート同様)に運転できます。
用事がある時だって、電話に出られないのは働く子供のほうです。
出た時だって、さも忙しそうな態度です。

ほっといてくれる。
私たちには決定権があります。
朝起きて、体調を判断し一日の行動を選択します。
10年後のために、果樹を植えます。
どっちが早いかのと、ペットを飼います。

独り住まいです。
誰に、ヘルプを頼もうか。
どれだけ握らせればよいかのと算段します。
偉そうな若者には、「わたしゃ、そこまで呆けとらん」と一喝します。

コンピューターもスマホも使えるよ。
AIが入り込めないアナログ全盛の田舎暮らしです。
働くばかりで読めなかった小説だって読んでいる。
動く手足で、時間をかけて草取りをする。
いつも忙しい若者には不足な時間が宝です。
坂道を歩いて昇るしかないから、筋肉は鍛えられるばかりです。

何よりうれしいのは、自分がすることを自分で決められることです。
難題を解決するために日々悩んでいます。
誰も長老(聞いても無駄)扱いしてくれませんが、うるさい上司もいません。
いるのは君臨する妻だけです。
誰も助けてくれない分、やらなかった作業もふたりで分業するしかありません。
いつおひとり様になるかわからないから、
なんでもやっておかなければと、研究熱心です。

どこまでできるかなんて知ったこっちゃありません。
経験したことがない無限の未来が待っている。

2024年6月16日
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