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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

使う側と作る側

2014-09-14 04:54:37 | プロジェクトエンジニアー

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プロジェクトも終盤です。 

使う側でプロジェクトを実行しました。
今まで、数々ののプロジェクトに関わってきました。
残念ながら初体験でした。
工事といえば、残業もし、休日出勤するのが常識でした。
会社の中で、主にプロジェクトに関わったのは2人です。
数人の仲間の協力を得て、いつも通り休むことができました。
プロジェクトは長丁場です。休むことでモチベーションを維持できました。

作る側の姿勢は、より良いもの使いやすいものを提案して作ることだと信じていました。独善的になりがちだと思い知らされました。プロジェクトに携わった関係者の能力と請けた会社が持っている会社の経験に依存することが多いからです。ルールや経験にとらわれず、考える方向が広がれば、例え携わったチームが力不足でも、その都度改善できるものだと実感しました。

プロジェクトを進めていくうちに気づいたことがありました。使う側の準備が遅れていることでした。設備ができても使いこなせない、また使う側の意図がプロジェクトに生かされていないのではないかと感じました。
使う側に、ボトルネック(使う上で、支障が発生)があるのではないかと感じました。そのボトルネックを解消できなければ、「宝の持ち腐れ」だと思いました。製造シミュレーションをし、場内物流のボトルネックをさがし、ソリューションになるヒントを提案し続けました。大いに効果があったと感じます。世界中でいろんな支援プロジェクトがあります。機能しないプロジェクトも多くあるのは、なぜでしょう。支援プロジェクトが、作る側の理由で進んでいるからではないでしょうか。プロジェクトに命が吹きこまれるのは、使う側の準備ができてからではないでしょうか。

今回、確信したことがもう一つあります。
正しいと思うことをやり続けることです。正しいと思うことは、経験や常識的なことではなく、将来を見据えてやらなければならないことが正しいことだと思います。考えたり思ったりではなく、ひたすらやらなければならないと思いました。安全な場所に留まっての批判や評論は、暇な人がやればよいのです。結果がでれば、評価はあとからついてくるのです。ただただ、正しいと思うことをやり続けることです。実行しなければ何も起こらない。しかし、正しいことをやれば理解者は加速度的に増えてきます。
併せて支援者も増えてきます。

会社の枠にとらわれず、そこでの出世なんかどうでも良いことなのです。
見る人がいれば、力を発揮できる場を与えてくれるのです。
プロジェクトの社内説明会でミニプレゼンテーションを試みました。
ミニプレゼンテーションとは、私の自由な発想を短く発表することです。連続する面白くない仕事(生きることすべてかもしれません)に向き合ったときの心構え(モチベーション)を、先人たちがどのように持ち続けたか、無い知恵を絞って伝え続けました。少しずつ波紋(話に興味をもつ)が広がるのを感じられました。プロジェクト同様に苦しかった経験でした。プロジェクトチームは、縁の下の力持ちです。これからも結果を出し続けたいと改めて思いました。まだまだやることがあります。

2014年9月14日

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