故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

コミュニケーション

2019-11-15 04:03:32 | プロジェクトエンジニアー

絵のタイトルは、「いい男いないかしら」
きゅうりのボディーランゲージである。


今日のタイトルは、「コミュニケーション」です。
コミュニケーション(communication)とは、
・社会生活を営む人間が互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと。言語・文字・身振りなどを媒介として行われる。
・動物どうしの間で行われる、身振りや音声などによる情報伝達。
[補説]「コミュニケーション」は、情報の伝達、連絡、通信の意だけではなく、意思の疎通、心の通い合いという意でも使われる。
(デジタル大辞泉より)

営業をやっている時、「話す4分、聞く6分」と教えられてきた。
コミュニケーションを図るうえで、大事なことである。
話す場合も、より簡潔に話す。多くの時間を聞くことに費やす。
何故なら、相手の発話を促すのがコミュニケーションのポイントだからである。
自分のことはよくわかるが、他人の考えや気持ちはわかりにくいのである。

絵手紙を描くようになって、発達した能力が「変化に気づく」である。
カフェに訪れるお客さんの小さな変化に気づくようになった。
映像記憶の残像と今接している人の表情が違う。
この変化は、何だろうと推察する。

この延長で、初めての方に会っても、「生きてきた美学」を見るようになった。
つまり、美しいところを探すのが癖になったのである。
プロジェクトエンジニアーをしている頃は、人の能力を看破することに傾注した。
どこまで本気で、できるのか。

コミュニケーションは、自分のためにあった。
意志を伝えるためのツールだった。
それが、意志を聞くためのツールとなりつつある。
どうしてだろう。
話さぬ自然と向き合うことが多くなったのも、理由の一つであろう。
野菜の声など聞こえはしない。
何が足りない。
何を喜んでいるのか。

都会にいたら聞こえてこない声であろう。
空間、時間に対する考え方も違ってきた。
役に立つ人と、あるいは情報と向き合うことが大事であった。
どんなに時間がかかってもよい。
足を止め、身振り手振りを交えて相手の話を聞く。
おばあちゃんは、耳が遠い。
あなたの言葉は届いています。こういうことですかと身振りで返す。
私は、今あなたの話を全力で聞きますよと笑顔になる。
一時間かかった話が、すれ違いで一言二言の会話が成立するようになった。

全方位に耳を傾ける。
生きている時間をかけて、情報を得ようとする。
人々の関心の移り変りは、時間の流れと共に激流のごとしである。
会う前に、これだけは聞いておこう、話しておこうと前もっておさらいをするようになった。
つまり、他人に対して心を砕くようになった。
そして、開いている。私は、無害です。

多くの秘密を知ってしまった。消化できないくらいである。
どうすれば生きていけるか。新参者故、必死である。
聞くボランティアをできるまでになるには、もう少し時間がかかるであろう。
妻の変化にも余念がない。
どうしたのかな。
寝かせてもらえない夜が続く。

春青葉 秋に色づき 冬土に

2019年11月15日
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