故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

あの人

2019-07-05 06:56:07 | よもやま話

絵のタイトルは、「この人はいつもこうです」です。
海外部の部長でした。がらっぱちの英語が遠くからでも聞こえてきました。
30年ぶりに会いました。変わりませんでした。


昨日は、ゴルフ場が水浸しになったということで、コンペは中止となりました。
電話で連絡があった一時間後に天気は変わり、できる様子になりました。
できなくてよかった。
ゴルフのことばかりに気が行き、カフェの準備はおろそかになっていました。
体力を使うのは同じと、草刈をしました。タンク2杯分は効きました。

何を書こうかと心静かに考えていました。
あれ、何の音。
雨も降ってないのに雨だれの音かと思いきや。時計の秒針の音でした。
秒針の音なんてしばらく聞いてなかった。
考え事に集中すると、消えてしまいます。そして、また聞こえる。

何を考えているかと言うと、「人の気持ちになる」とは、どういうことと考えています。
今日のタイトル、人の気持ちになれる「あの人」のことです。
カフェをやっていると、忙しい時があります。
時間があるときは、お客さんと積極的に話します。
来られるお客さんは、トークをしたい。
楽しい時間を過ごしたい。あったことを話したい。気持ちを伝えたい。
カフェの存在意義です。
「人の気持ちになる」と、
あいさつから、ちょっとした会話をしながらでも仕事はできる。
お母さんがいつもやっていることと同じです。

私達は、同じ値段の同じ品物(例えば煙草)を買う時、
あの店で「あの人」から買いたいと思います。
ちょっと離れていても、そのコンビニまで散歩がてら行くことになります。
「あの人」は、いつも笑顔です。そして、ちょっとした会話を交わします。
それで十分です。
「あの人」は、いつも変わらないし、好ましい。
今日も頑張るぞとなります。

街のいたるところに、「あの人」がいます。
その店に行くと、「あの人」を探します。
いるだけで良い。言葉は交わさなくても、よい。

「あの人」は、看板娘です。
「あの人」を採用している店は、なぜか繁盛して見えます。
みんなが、「あの人」目当てかもしれない。

「あの人」は、安心感を与えてくれます。
商品知識が豊富です。
こんなものが欲しいというと、期待以上のものを案内してくれます。
「あんたが勧めてくれるなら」と買うことになります。

「あの人」は景色だったりします。
ここに来ると、いつも癒される。
林を抜ける風、水面の光が庇に揺れる。
喧騒が消える。自然の生業が、音楽に変わる。

私達のカフェをそんなところにしたいと思っています。
「あの人」になりたい。
妻もきっとそうでしょう。

「あの人」がたくさんいる通りは活気にあふれていることでしょう。
「あの人」が次々に出てくる地域は元気でしょう。
みんなは、そんな「あの人」に会いたい。

「あの人」は、いつも来られる方の気持ちになれる人でしょう。
忙しくたって、疲れていたって、いつも変わらぬ笑顔です。

あの人は 無理難題も 笑顔です


2019年7月5日
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