故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

脚が吊って目が覚める

2024-09-02 03:27:46 | よもやま話

絵のタイトルは、「団塊の世代」です。
教室の後ろの壁にくっつくくらい机を並べた。
そんな先輩たちが、少しずつ先立たれる。
賽の河原に石を積む。
鬼が来て、蹴っ飛ばす。
日々の暮らしはそんな感じですが、辞めるわけにはいかない。


台風10号の足は遅く、各地に甚大な災害をもたらしている。
この島は、一か月近くカンカン照りが続いた。
毎日、朝夕の水やりが日課となった。
台風が直撃通過するため、郵便局も休業し、公共交通機関も止まった。

今日のタイトルは、「脚が吊って目が覚める」です。
尿酸値が高いので、腎臓内科を受診した。
水分補給にビールを飲み過ぎたからであろう。
台風通過を待つ1週間は、身体を酷使しなかった。
この島では風も弱く、適度な湿り気をもたらしてくれた。

通過したら、畑を鋤くことに専念した。
通過前は、ひたすら草を刈った。
乾いた土にしっかり根を張る草は、雨を喜んだ。
鶏糞を入れ、土をかき回す。
熟成するまで一か月はかかる。
冬物野菜の定植にやっと間に合う。
どうにかできた。

わずか1週間の休憩で、身体はなまくらになっていた。
病院で1週間もベッドに横たわっていると歩けなくなると聞いた。
軽トラを運転し帰る道すがら、脚の痙攣が始まった。
サロンパスをいっぱい張って寝た。
翌日も動けた。
水やりは勘弁していただいたが、草との格闘は続く。
ビールは控えている。
9月の風は、猛暑の頃と違い、わずかに身体に優しい。
脚が吊りそうになり、目が覚める。
早寝早起きの生活が戻った。
眩暈がしそうなくらい、草刈り作業が待っている。
三日も続けると、ゴルフクラブが振れるのではないかと自信が湧いてくる。
やらなければ終わらないので、やるしかない。

日本語ボタンティアで、米の話とコンポストの話をした。
漢字を教えるときより、フィリピン人の少年の目は輝いていた。

2024年9月2日
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