故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

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2021-05-05 04:44:14 | よもやま話

短編小説「さなさん」の挿絵「魚とり」(絵のタイトル)のイメージです。
こんな風かなと、想像します。
そして絵にします。


鶯が 明かり障子に 朝を告げ

話をしながら、草をむしる。
そんな風景を幼い頃見ました。
刈り残しに眼が行き、つい抜きながら歩いてしまいます。
家でもゴミが落ちていると、すかさず拾います。
ここじゃないだろうと、ごみ箱に捨てる。
捨てるために、玄関の目につく場所まで移動する。

草取りは、序盤戦です。
タンク一杯でやめようと思うけど、つい二杯目もやってしまう。
今日、ゴルフ仇と回ると言うのに、疲れが残っている。

今日のタイトルは、「メニュー」です。
糊付けされたノート(8冊の束)が目につきました。
過去4年間、書き続けたメニュー(献立表)です。
カフェの予約客へ日々出したお任せ料理の記録です。
今は、9冊目のノートに書いています。

誰が、何時、何人で来て、何をどれくらい出した。
季節の野菜を畑で採って、冷蔵庫の在庫を確かめて、スーパーに行き買い足した。
満足してくれた同じもの(献立)に少し変化(工夫)を足す。
日々の葛藤の記録です。

ドイツのちいさなレストランで、ばあちゃんがニョッキをつくってくれた。
美味しそうだねと覗き込み、口に入れた。
初めての食感と味は、期待以上だった。
湯の中にちぎっては入れの手際が、お袋の手料理を思い出させてくれた。

何を出されるかわからない、お任せ料理です。
妻がメニューを作り、私に確認する。
量の訂正とメニューの変更がある。
飲兵衛の私を尊重しての相談です。

メニューを見ながら、自分の役目が決まる。
狭いキッチンで、7種類の献立を仕上げる。
冷菜は冷蔵庫から、出来上がりの熱々を順番に出していく。
約2時間で、胃袋に納まる。
時短営業(夜8時閉店)なので、忙しい。

2021年5月5日

メニュー(menu:フランス)とは、
献立、献立表、特に西洋料理のものをいう。
用意されている項目や内容、また、その一覧。
(広辞苑より)
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