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絵のタイトルは、「ゴッドママ」です。
亡くしたかみさんを偲び描きました。
子供たちに教えることは何もありません。
あの子たちが判断してやっていくでしょう。
今日のタイトルは、「古き者、新しきを知る」です。
何が新しいかは、人それぞれです。
交流こそ、コミュニケーションこそ教えるところと学んできました。
このコロナ禍で生活がすっかり変わってしまいました。
誰もが疑心暗鬼です。
コロナは狡猾で、すぐには殺戮をするわけではない。
見えない空気に乗って、暗躍する。
コロナで重篤な病気になると聞いている。
免疫力を持っているのか、強いのか、多くの人々が罹患(りかん)しても生還する。
もちろん、医療の助けがあってこそです。けっして、神が治癒するものではない。
こんなことが起こるなんて誰も予想しなかった。
長年生きて来た者たちの常識を一挙に覆した。
交流しないことが唯一の防御手段なんて、思いもつかない事態です。
テレワークが一挙に浸透し、これからもこれで行こうと決めた会社も出てきた。
乗客が少なくなったJR東は、距離別料金を見直し、時間帯料金を採るかもしれない。
もう、通勤しなくてもよくなった。
飛行機で海外出張も必要ない、インターネット国際通信で電話会議をすればよい。
さて、こんなことはかつてあったのだろうか。
富むものは永久にそのままと信じられてきた。
絹が、コットンにそしてナイロンに替わっていくと、多くの生糸業者は衰退していった。
日本人の誰もが、水やお茶が売れるなんて思わなかった。
水の浄化が進み、海外渡航が増えるにつれて、ペットボトル入りの飲料が安全神話のように飲まれていった。
水の浄化は、安全を追求するあまり薬剤殺菌をした。その薬剤臭が違和感を与えた。
汚染された琵琶湖の水を源流とする淀川水系で、豆腐は作られなくなった。
マイクロン膜で除菌し、イオンで殺菌する。
今や東京の水を飲んで、ペットボトルに入った自然水と飲み比べても、どちらが美味しいか分からぬほどになった。
時代は、思わぬ方向へ舵を切った。
都会の便利さが、不便に変わった。
Uターン、Iターンをする若者が増えるだろう。
コロナで汚染されているかもしれないからと、他県ナンバーは敬遠される。
これまで、枯渇する人財を引き受けたくて疲弊していた田舎が威張っている。
それでも情報は、東京一辺倒である。
東京で風邪ひきゃ、田舎がくしゃみをする。
今も、その逆はありえない。
いやいやそうでもない。三密しようにもできない田舎の価値が上がる。
会社の仕事以外することがない。田舎には、草刈を始めすることがいっぱいある。
やろうとすればであるが。
家族と一緒に過ごすのは、家族サービスと言って良きことであった。
昨年の10日間連続のゴールデンウィークに主婦は、「なにしろ、3x10よ」と悲鳴をあげていた。
食事の支度のことである。
そうですか。
爺ちゃん世代、父ちゃん世代と子供世代で、食事の時間も内容(パンと米)も違うことは、
とうに許されていた。
今更、「3x10」の驚天動地はないだろう。
いじめで学校に行けない子がいる。
これからは、家庭でいろんなことを教えることになるだろう。
学校に行かなくても、卒業できる時代になった。
生きていれば、いろんなことに出会う。
昨年までに亡くなった方たちは、あの世で驚いていることでしょう。
何が新しいことなのか、分からなくなってきた。
古き良き 時代は回る 生きてこそ
2020年7月19日
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