故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

古き者、新しきを知る

2020-07-19 04:20:18 | プロジェクトエンジニアー

絵のタイトルは、「ゴッドママ」です。
亡くしたかみさんを偲び描きました。
子供たちに教えることは何もありません。
あの子たちが判断してやっていくでしょう。


今日のタイトルは、「古き者、新しきを知る」です。
何が新しいかは、人それぞれです。
交流こそ、コミュニケーションこそ教えるところと学んできました。
このコロナ禍で生活がすっかり変わってしまいました。
誰もが疑心暗鬼です。

コロナは狡猾で、すぐには殺戮をするわけではない。
見えない空気に乗って、暗躍する。
コロナで重篤な病気になると聞いている。
免疫力を持っているのか、強いのか、多くの人々が罹患(りかん)しても生還する。
もちろん、医療の助けがあってこそです。けっして、神が治癒するものではない。

こんなことが起こるなんて誰も予想しなかった。
長年生きて来た者たちの常識を一挙に覆した。
交流しないことが唯一の防御手段なんて、思いもつかない事態です。
テレワークが一挙に浸透し、これからもこれで行こうと決めた会社も出てきた。
乗客が少なくなったJR東は、距離別料金を見直し、時間帯料金を採るかもしれない。
もう、通勤しなくてもよくなった。
飛行機で海外出張も必要ない、インターネット国際通信で電話会議をすればよい。

さて、こんなことはかつてあったのだろうか。
富むものは永久にそのままと信じられてきた。
絹が、コットンにそしてナイロンに替わっていくと、多くの生糸業者は衰退していった。
日本人の誰もが、水やお茶が売れるなんて思わなかった。
水の浄化が進み、海外渡航が増えるにつれて、ペットボトル入りの飲料が安全神話のように飲まれていった。
水の浄化は、安全を追求するあまり薬剤殺菌をした。その薬剤臭が違和感を与えた。
汚染された琵琶湖の水を源流とする淀川水系で、豆腐は作られなくなった。
マイクロン膜で除菌し、イオンで殺菌する。
今や東京の水を飲んで、ペットボトルに入った自然水と飲み比べても、どちらが美味しいか分からぬほどになった。

時代は、思わぬ方向へ舵を切った。
都会の便利さが、不便に変わった。
Uターン、Iターンをする若者が増えるだろう。
コロナで汚染されているかもしれないからと、他県ナンバーは敬遠される。
これまで、枯渇する人財を引き受けたくて疲弊していた田舎が威張っている。
それでも情報は、東京一辺倒である。
東京で風邪ひきゃ、田舎がくしゃみをする。
今も、その逆はありえない。

いやいやそうでもない。三密しようにもできない田舎の価値が上がる。
会社の仕事以外することがない。田舎には、草刈を始めすることがいっぱいある。
やろうとすればであるが。
家族と一緒に過ごすのは、家族サービスと言って良きことであった。
昨年の10日間連続のゴールデンウィークに主婦は、「なにしろ、3x10よ」と悲鳴をあげていた。
食事の支度のことである。
そうですか。
爺ちゃん世代、父ちゃん世代と子供世代で、食事の時間も内容(パンと米)も違うことは、
とうに許されていた。
今更、「3x10」の驚天動地はないだろう。
いじめで学校に行けない子がいる。
これからは、家庭でいろんなことを教えることになるだろう。
学校に行かなくても、卒業できる時代になった。

生きていれば、いろんなことに出会う。
昨年までに亡くなった方たちは、あの世で驚いていることでしょう。
何が新しいことなのか、分からなくなってきた。

古き良き 時代は回る 生きてこそ

2020年7月19日
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