故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

井戸水

2017-01-27 05:59:15 | よもやま話

ろくろ首になっちゃった。
普段はおとなしめの子が、少し前に出たんです。
タイトルは、「頑張ってるじゃない」


いろいろあるんです。
むしゃくしゃとすることが。
自分では解決できないような大きな壁です。
空き家の活用について勉強しています。
新築を減らして、中古住宅を活用し、見込みのない空き家は除却する。
そうですね。ここまで来るのにいろんな事情がありました。
「良かれ」と国は政策をいろいろと工夫してきました。
その工夫が時代遅れとなりました。
人口が減るなんて考えもしなかった。
なんでも右肩上がりになるはずだった。
自分にできることが、ありそうです。
だから、勉強も無駄ではなかった。
こんなことにぶつかれるなんて、幸せです。

地域の方に、りんごジャム(完熟りんごと青りんごで作った)入りのクッキーを
配りに行きました。モテナイ君の青りんごがアクセントです。
話しているだけで、笑っているだけで「むしゃくしゃ」はどこへやら。
ああこんな方たちのように懐が深い人になりたい。那須の山々が朱く染まっていました。

今日のタイトルは、「井戸水」です。
故郷の家は、島の中腹でした。
友達の家は、海岸端でした。
喉が渇いたので、井戸水を飲ませてもらいました。
ほんのりと塩味がしました。
これを産まれてから今まで、これからも飲料水として飲んでいる。
と幼いながらに思いました。
なんとなく「貧しい」ことだと感じたのを覚えています。
友達には言いませんでした。やりきれない気持ちだけ残りました。

タイで水を飲むときは、柄杓で瓶の縁をたたくんだ。
そしてすばやくすくって飲むんだと、海外協力隊の先輩に聞きました。
ボウフラが沈んだところで、水をすくう。
笑いながら聞きましたが、哀しかった。

井戸水があるだけよい。なんKmと生活水を運ぶのは子供達の仕事です。
きれいな水とは限らない。

ここの井戸水は、赤さびが無いようです。
保健所で調べていませんが、近所にならって飲んでいます。

大きな山のような壁です。山の向こうには湧き水がある。
それを汲みにいくような気持ちです。一回だけじゃない毎日です。
空き家の問題は、果てしない。

奥山に ことりと音が したような

2017年1月27日
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