故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

人生を演じる

2016-01-02 01:25:00 | プロジェクトエンジニアー
  
広島の繁華街の手前に銀山町の電停があります。
これから良いことがありそうな気がしました。



インタビュー番組を見ていて、
聞く側と話す側が入れ替わります。
一方の人にボキャブラリーが豊富だなと感じます。
言ってることが伝わるからです。

昨日、有働由美子アナが薬師丸ひろ子さんと小泉今日子さんに
インタビューをしていました。
薬師丸さんの人柄を引き出していました。
こんなに優しい人だったんだ。

小泉今日子さんの奇抜さを引き出していました。
小泉さんには、演じる人と自分をプロヂュースする自分がいるらしい。
自分にこういうことをやらしたら面白いんじゃないと思われるそうです。

インタビューを受けるお二方とも女優です。
出演された映画やドラマで、キャラクター(登場人物の人生)を演じられます。
脚本のイメージを膨らませて自分流に演じられます。
監督が持つイメージのフィルターにかかります。

私は、ボキャブラリーが豊富な人は演技の幅や奥行きが出るように思います。
キャラクターをイメージする時、そのボキャブラリーの豊富さで簡明に理解されるからです。
よく言われる「勘が良い」となるのでしょうか。

脚本家の木皿泉さんが、インタビューを受けていました。
家族というのは、本来他人同士の集まりで、互いに家族を演じているのではないかと
感じられたそうです。

私達は毎日生きています。
感情で動いているようで、実は頭でイメージを膨らませて演じているのではないかと
私も思うことがあります。
ブログを書くときも、絵手紙を描く時も自分の「感動」を表現しようとしています。
少ないボキャブラリーで伝えようとします。

この文章において、ボキャブラリーを知識(本で得た)から出る言葉の豊富さのように、
私は書いています。
知識だけでなく感情の理解や伝達が上手な場合も、
ボキャブラリーが豊富と言っても良いと考えます。
むしろこちらの方が大切であると思います。
感情の理解や伝達は、少し時間がかかりますが平易な言葉でも伝わります。
顔の表情や身振りが手助けします。

有働由美子アナが長嶋茂雄さんをインタビューされていました。
メディアから伝わってくる「少しずれている」人物像ではありませんでした。
一生懸命生きて来たアスリートの長嶋茂雄さんを大いに引き出しておられました。

人生を演じる。

今日のテーマです。
自分について自らが感じ、考えます。
直感的に行動します。また、熟考して行動します。
行動は演じることなのです。行動には表情が付いています。
表現と映るのです。
人により生きて来た、考えてきたことは異なります。
他人が表現された時に、自分のなかで感じるものがあります。
自分の知らぬきらめきであったり、追体験のような共感であったりします。

私は、かかさないようにブログを毎日書いています。
修行のようです。
感受性を研ぎ澄ます手段のようにも思います。
湧きおこる感情は、日々異なります。
どうしてそう思ったのか感じたのか書きとめています。
思い起こせば、二度と同じ記事はかけないように思います。
同じような思考や感情は持ち続けることでしょう。
一つの「人生を演じる」所業のようにも考えます。
自分の中に湧いて来たイメージを分析して膨らませて書いているからです。
私の表現方法なのです。

時には、「人生を演じる」ことは、一発勝負です。
ぎりぎりの表現となるのです。
それがはまった時、感動を与えるのです。

人生を演じる。

若い時は、自分に自信がなくよく人の真似をしました。
流行を追っかけるのもその一つだったように思います。
今は、世界のなかで自分は独りしかいないと思うようになりました。
そう思うことで、周りの人もこの人の替わりはいないと思えるようになりました。
十羽ひとからげにできなくなったのです。

生きている限り、演じ続けなければなりません。
私は、これからも多くの演者と関わって生きていくことでしょう。
都度、その人の「人生を演じる」を尊敬しながら見守りたいと思います。

土埃 ひとしきり舞い 碧き空

2016年1月2日

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