故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

苔むさない墓

2021-09-25 08:38:49 | よもやま話

絵のタイトルは、「唐柿(とうがき)」です。
小さい頃より、この果物をこう呼んでいました。
上京して、「いちじく」と呼ぶことを知りました。
おなか一杯にならないガキの頃は、熟した唐柿をほおばっていました。
乳汁が口の周りについたら、口は裂けてしまいました。
東北に来て、青いイチジクを煮て食べることを知りました。




今日のタイトルは、「苔むさない墓」です。
第一回目の荷物運搬は、無事に江田島に到着できました。
高速道路を多く通ったため、1200Km、29時間の旅になりました。
何度も雨除けのビニールシートが破けてはだけるのを直しました。
キャンバス地のシートを購入するきっかけになるでしょう。

少し肌寒い朝を迎えました。
見える景色は、どんどん緑の濃さが増す山の風景です。
島のいたるところに、墓地があります。
自家が保有する一番景色の良い畑に配置されています。
そしていつもきれいに草がむしられています。
緑の中にぽっかりと御影石が光って見える。
墓地だけは、獣除けの柵がありません。

引っ越しは、いつも複雑な気持ちです。
新しい場所でうまくやっていけるか不安もあり、わくわくもします。
我が家もカフェも畑も、まだ片付きません。
多くの方々に名残も言えておりません。
二重生活が、重いのでしょう。

2021年9月25日
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