故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

前途多難

2021-09-27 03:07:18 | よもやま話

絵のタイトルは、「山の道」です。
短編小説「さなさん」の挿絵として描きました。
これから、少しずつ歩きましょう。


子の前で 気持ち十代 ころんだがな

今日のタイトルは、「前途多難」です。
島の生活で求められるのは、強靭な足腰です。
いずれ免許は返納となります。
頼りは、自らの足です。
故郷とはいえ、50年前の暮らししか知りません。
高校生の頃、フェリーが見えてから、上り30分、下り20分かかる道を5分で駆け下りました。

トラックを寺の前の駐車場に置いて、軽い荷物を持って歩き始めました。
あれ?
50年、電車を使い車を使いました。
今や、駅構内の階段さえ使わない。
身体が上に前に進みません。

車で行く距離にしか、コンビニやスーパーはありません。
コンビニ難民(歩いて10分:暮らしの中で年寄りが歩ける距離、約500m)です。
お寺の前には、乳母車が何台も横づけになっています。
毎朝、乳母車に寄りかかりながらお参りをする。

変わらないのは、山河と海です。
故郷の暮らしは、50年前の自分の中にある記憶だけでした。
これは、心してかかるしかないようです。

2021年9月27日
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