故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

是々非々

2018-03-30 06:28:53 | プロジェクトエンジニアー

東の西郷どん。
この方の似顔絵はどうなるかと思いました。
無事に描き終えました。
長い間、ご苦労様でした。


今日のタイトルは、「是々非々」です。

良いことは良い、悪いことは悪いと、事に応じて判断すること。(広辞苑より)
正直に言うことが、なかなかできないようです。
役所に勤めていると、上の者が右と言えば、右を向かざるを得ない。
役人の鑑と言われても、是々非々とはいかない。
民間企業でも似たようなものです。

しかし、多くの人間は正直です。
隠したい、言ってはいけないと強く思うばかりに、ある「言葉」に反応してしまいます。
その言葉が、真相解明のキーワードのようです。

マクドナルドでも、百貨店でもマニュアルトークがあります。
短時間で間違いなくオーダーをこなす時に使われる言葉があります。
研修で覚え込んだ言い回しなんでしょう。
「お包みしますか、このままお持ち帰りになりますか」
と親切めいて尋ねます。

そんなことはいいから、早くよこせと、気が短くなるばかりの男性が言います。
そばにおられる奥様が、他人になりたい場面です。
失礼しましたと、これまた慇懃無礼に従います。
本音は、
包む必要はなさそうだけど、一応確認することがルールだから。
駐車場がタダの時間が過ぎてしまうではないか。
と言った塩梅でしょうか。
先に本音を言えば、ぎすぎすしないで済んだのに。
是々非々とはいかないようです。
きっと、時候のあいさつでも挟めば、お互い話しやすかったのです。

プレゼンテーションでは、一人の人に集中して話さない。
順繰りに左右正面のお客様に語りかける。いつもよりゆっくりと話しかける。
こんな風に教わりました。

子供との会話で、常に奥様を介してやっていました。
奥様が急死されました。
さて、どうして伝えたら良いものか困るのが、旦那であり子供です。
遠い昔に是々非々の判断を怠けたつけです。

私達は、いろんな理由で、是々非々を忘れてしまいます。
嘘の上塗りが出来ぬ歳になりました。墓場に持っていくことさえ忘れそうです。
本音だけで話してもけんかにならない関係が、あると良いですね。
そんな場所があるとしたら、世界一入りにくい居酒屋なんでしょう。

地団太を 踏んではみたが 月笑う

2018年3月30日
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