故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

まことしやかに(Part-1)

2015-02-02 08:00:42 | プロジェクトエンジニアー

もうかりまっか。
ぼちぼちでんな。

本当はウハウハなのに。
実は、青色吐息なのに。

その会社ではないのに、名刺だけ作って代理業務を
することがあります。

私は、過去2回ありました。

エンジニアリング会社が、横になりかけたことがありました。
私は、49歳でリストラされました。
子会社へ出向でした。給料は2割カットでした。
大半は、55歳過ぎの方でした。
私が、対象に選ばれた理由は取ってつけたような内容でした。
その時、すでに受注したプロジェクトがありました。
会社の他の人より、私の方が付き合いも知識もありました。
私は、子会社に行かず、転職した会社から出向社員として、
そのプロジェクトのマネージャーをしました。
リストラしておきながら、会社とは実に勝手なものでした。
自分だけが可愛いのです。
思い入れのあるプロジェクトだったので、引き受けました。

粗利益が契約時よりアップしたら、その分の2%をインテンシブで出す。
時の上司が言いました。
そんなことを言っていいのかなと私は腹で思いました。
上司の狙いは、別会社に転職した
しかもリストラ社員に任せるのですから、疑ったのかもしれません。

そのプロジェクトは、ことのほか上手く行きました。
会社で年始に行われる表彰対象になりました。
規定以上の利益を揚げたからでした。顧客の満足度が高かったからでした。
上司と関係者に金一封(少なくない)が出ました。
私は、受け取りを辞退しました。打ち上げの飲み会に出ました。
全員でいただいた金一封よりたくさんのインテンシブをいただきました。
会社が変わってもプロジェクトへの思いは変わらないのです。
時の上司も自分かわいさで言ったことでしょう。

金額とスケジュールは、顧客にも会社にも解らないように
仕掛けがいっぱい埋め込まれています。
プロジェクトの進行に併せて、予備費が利益に変わって行くのです。

見積もり仕様書の品質は、最高級です。どこにも漏れがありません。
儲けるために、後に妥協ができるよう工夫がこらしてあります。

15億円のプロジェクトでした。
スケジュールを1.5ケ月短縮しました。
顧客は、投資したプロセスで製品が早く出荷できました。
会社は予想以上に儲かり、顧客に感謝されました。

まことしやかに、できるだけ正直にプロジェクトを遂行するのです。

2015年2月2日
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