故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

美人じゃなかったら

2024-01-06 10:35:13 | よもやま話

絵のタイトルは、「寝そべる女」です。
脱いでくれただけでも感謝です。


はっとして ぐっときて 騙された

今日のタイトルは、「美人じゃなかったら」です。
美人は、一つの例えです。
金持ちじゃなかったら、
スタイルが良くなかったら、
頭がスマートじゃなかったら、
優しくなかったら、
強くなかったら、
どうしますか。

結婚はゴールじゃない、スタートです。
付き合い始めたころは、よいところばかりに目が行きます。
結婚したら、悪いところも見なけりゃならぬ。
仮に、真実の姿を先に知っていたとしても、のぼせは治まらなかったでしょう。

詐欺まがいの結婚です。
合わぬからと言って、とっかえひっかえできるものじゃない。
決め手は何でしょう。
一緒に暮らして心地よいからに、尽きるような気がします。

なぜ新発見に目をつぶり、
さらに良いところを見つけようと努力するのでしょう。
それも味、面白いと思うからです。
何十年も暮らしていれば、
咳払いの具合で、これから嘘をつくなと分かります。
それでも許すのは、打算からでしょうか。
自分にもいっぱいある噓つきを隠し続けることができません。
どっちも、どっちです。

冒頭の「美人じゃなかったら」とシミュレーションしてみてください。
エステに行く費用を工面できない。
バランスが取れた食事ができない。
深夜まで働き詰めで、十分な睡眠もとれない。
いつもお金と子供の心配ばかりです。
美人になる要素は、どこにもない。

生活苦から生まれた、慈悲深い笑いじわほど素敵なものはない。
貧乏で暇なしだったから、糖尿病にならずに済んだ。
相棒が死んでも、強く生きられる。
タガがとれたように元気になる。
危機を乗り越えてきたからなせる業です。

美人じゃなかったから研いてこれたのです。
40歳過ぎの顔は、両親の責任じゃない、自分そのものです。
だから許せます。

2024年1月6日
コメント
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