故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

これがやりたい

2023-02-13 10:32:02 | よもやま話

写真のタイトルは、「木を伐る」です。


寒椿 面白がって 花落とす

今日のタイトルは、「これがやりたい」です。
故郷に帰って、1年が過ぎました。
浦島太郎に仕事は回って来ません。
竜宮城が何処だったか分からないので、帰ることも出来ない。

今日のタイトルは、「これがやりたい」です。
家を欲しいんだろと、無理やり買わされた自分の畑がどこかわからない。
市役所でもらった集成図と合わせても、境の道がみつからない。
とりあえず全体像が見たいと、他人の耕作放棄地から刈り始めた。
他人の田んぼが一枚終わって、木ばかり生えた道が見え、木ばかりの土地が見えた。
木ばかりの他人の土地は、いやいや5枚あった。
木を切りたいと申し込んで許可をもらったからにはやらぬ訳にいかない。
3か月間伐り続け、昔からこうだったと思える姿が見えてきた。
半年が過ぎて、我畑に猪除けの鉄柵と電気柵を付けた頃、周りの耕作放棄地が気になった。
黙って刈ったら、ばれた。
ここもあそこも耕作放棄地の草刈を手伝ってと近所の先輩方からお願いされた。
草刈用のガソリンを使い、私用のガソリン(ビール)が届いた。

あまりにも酷い姿になった実家の庭を剪定した。
危険対策のため、地下足袋を履き安全ベルトをした。
実家の親戚の長老に見込まれて、枇杷の高木を切らせていただいた。

すると、同じように耕作放棄地の草刈をする者がいる。
Uーターン組の幼馴染の夫婦である。
彼らが植えたオリーブは枯れたと聞いた。
久しぶりだと、畑まで挨拶に行った。
すでに、幼木が植えられていた。
お茶をいただくことになり、向かいの江田島を見た。
壁のように雑木に塞がれ、景観が台無しであった。
長老に頼み、持ち主の許可をもらった。

東西冷戦の象徴ではないが、壁を崩すことにした。
一昨日から2日間伐った。
冒頭の写真です。
東京に住む友人が写真を送れと言うので、この写真を送った。
「切ってどうするんですか」と質問の返事が来た。
ぽつんと一軒家のように、確固たる目的はない。
ただ、景観が・・・・。

そんな理由でやっている雑木切りです。
耕作放棄地の持ち主が来て、泣かんばかりに喜んだ。
江田島湾が見えるようになった夫婦からビールをいただいた。

これでいいんだろうか。
浦島太郎のあいさつ代わりの開墾(悔恨)のような伐採です。

2023年2月13日
コメント
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