故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

そうなんや

2023-01-25 06:18:35 | よもやま話

写真タイトルは、「干し大根」です。
しもぶくれの大根は、煮てもおろしても美味しい。
数年に一度の雪をかぶりました。


島では珍しく吹雪ました。
昨日は、うっすらと山が雪化粧をしましたが、昼には融けました。
今日は、島の反対側迄走り、二軒の空き家の水道管に凍結防止の保温をしました。
今日のタイトルは、「そうなんや」です。

カフェの隣の方が、認知症になられました。
息子さんの心配をよそに、何回も徘徊を繰り返しました。
雪の早朝、片方ずつ違うサンダルを履いて出ました。
転んだのか裸足のまま、15Km離れた方向違いのコンビニで保護されました。
凍傷になり、そのまま入院されました。
刑事が訪ねて来られ、私達から事情を聴きました。
事件性がないことを確認され、帰られました。
続いて、一度も来たことがない民生員の方が訪ねて来られました。

会社のパワハラ、家庭内のモラハラでうつを発症し家に閉じこもりになる。
ヤングケアラーは、15人の未成年者に一人はいると聞く。
研修制度で来日したベトナム人が、一緒に働く中国人を刺しました。
島の牡蠣業者で起きました。

社会が抱える問題だと言われます。
認知症の場合、民生員や公的機関(市役所、ケアマネ、地域の惣代)の取り組みが悪い。
パワハラの場合、学校、会社や警察の対応が遅いとか言われます。
過疎になったのは、政策が悪いとも言われます。
それもあるでしょう。

「あなたが盗んだ」と言い張る認知の母に、「そうじゃない」と娘は否定し、咎めます。
そして、身内であれば情けなくなり、大好きだった母が嫌いになります。
医師から、「認知は、歳から来るものです」と教えられ霧が晴れる。

変わる母を、「そうなんや」と感じる(気づく)ことから始めた方がよいと私は考えます。
次に、当事者意識を持つことです。
自分だったらどう対応するか。
誰かのせいにしても問題は解決しません。
腹がくちたら悪さもせんじゃろうと、おばさんは非行少年にお握りを食べさせる。
したくてもできない年寄りに代わり、私は少しだけ草刈や耕すのを手伝う。
あとは、いつも通りやれるのです。

日本中の耕作放棄地の草刈はできない。
出来ない理由に向き合い、「そうなんや」と少し理解します。
自分はどうするか。
できることを、できるだけやるだけです。

2023年1月25日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする