春に可憐な花を咲かせる「ボケ」、

(ボケの実と異常気象で秋に咲いた花)
秋には実を沢山つけ、葉も実も落ちてゆく。
実は初め青いが、だんだん黄色に変わって、
やがて落ちて行く。
近所に大きな住宅団地があって、
植え込みにボケの木が植えてあり、
春には赤、白、ピンクと色どりの花が可憐で、
楽しませてくれる。(クリックしてボケの花を見てね。)
秋に実るボケの実には、誰も興味を示してくれない。
どう言う訳か、鳥も見向きもしない。
やがて、地面に落ちて、肥料にしかならない。

(たわわに生っているボケの実)
そこでネットで調べたら、
ボケの実で、ボケ酒、ボケのジャムが造れることが解った。
そこでボケ酒を作ろうと、
黄色に色づいたボケの実を採取した。
実は固いが、以外に軽いので、
1kgと言うと、こんなものだろうと30個ほど採取して帰った。
1kgの予定が、何と3kgもあるではないか。

(黄色っぽく色づいたボケの実)
ネットのレシピには、
ボケ600g、砂糖400g、ホワイトリカー(焼酎)1800cc。
4リットルの広口瓶の底に輪切りにしたボケを敷いて、
その上に砂糖を敷く、またボケを敷いて、その上に砂糖を、
この順で並べ終わったら、焼酎を入れて、漬け込む。
ボケは1cmほどに輪切りにした時に、
頭のヘタとお尻の部分をカットしたから、
多分、ボケは800g、砂糖は600g、焼酎 1800cc。
これで6か月経つと、ボケ酒が出来ると言う。

(ボケ酒の準備が出来あがった4リットル広口瓶)
暇に飽かせて、半日がかりで、
ボケの実を洗い、乾かし、輪切りにして、
氷砂糖を買ってきて入れた。
話変わって、
今まで毎日、カミさんと晩酌を楽しんでいたのに、
どう言う訳か、最近は、
お酒があまり飲みたくないのだ。
カミさんが毎日晩酌をするビールを一口、
口にする程度で、できればそれも飲みたくないのだ。
それなのにボケ酒なんぞ作って、
6か月先に誰がこのボケ酒飲むのですか?
カミさんに詰め寄られて、返事が出来なかった。
3kgのボケ、残りの2kgは、ボケ・ジャムにしようと、
綺麗に洗ってから、ボケの実が隠れる程度に水を入れて、
鍋で茹でる、ボケの皮がはじけるのを見定めて、
火を消し、ボケの実を取り上げます。
ボケが冷えるのを待って、「裏ごしする」のですが、
生憎、裏ごしをする道具が我が家にはないことが解った。
やむなく、茹でたボケを手で握りつぶして、
皮と種を捨て、裏ごし作業を手で代用した。
きっと、ボケは半分の 1kg程になっているだろう。
そこへ500g砂糖を加え、水と塩少々を足して、
煮詰めて、ボケ・ジャムの完成。

(ボケのジャムが2瓶できた)
試食したが、何と結構酸味が強い。
パンに合うのだろうか、
今から心配して居る。
それにしても、本当に、
ボケ酒、誰が飲むのだろう!
半年後の来年の四月に、
その試飲結果をご報告します。
乞う!
ご期待!!