(ぺナレスの沐浴)
ヒンヅー教の聖地ぺナレスで、ガンジス川の沐浴風景を見学した。
陽が昇る前の薄明かりの中を見学用の舟に乗る。
ヒンヅー教の聖地ぺナレスで、ガンジス川の沐浴風景を見学した。
陽が昇る前の薄明かりの中を見学用の舟に乗る。
沐浴は、川岸で行われるので舟で流心まで出て岸のほうを見学する。
(沖に出た観光客の船)
ヒンヅー教では、死者は火葬され、
その灰をガンジス川に流されて終わる。
したがってインドには(ヒンヅー教では)お墓がない。
火葬場があるわけでなく、川べりに死者は運ばれてきて、
薪などを積み上げその上に死者を乗せて、
火をつけて燃やす、死者の体はのけぞり動き、
やがて灰になる。
そして灰はガンジス川に捨てられて終わる。
(煙立つ火葬のシーン/マイビデオから1)
(煙立つ火葬のシーン/マイビデオから2)
火葬のシーンにカメラを向けてはならないとされる。
沐浴シーンは、カメラに納めてよいが、
沐浴シーンは、カメラに納めてよいが、
男性も女性も同じ場所で着替え、
インド更紗かと思われる薄い布地を身にまといガンジス川に入る。
日の出を狙ってお祈りをする。
合わせた両手を顔の中央にあて、
そのまま太陽に向かってお辞儀をする。
一回、二回、三回と礼をするとその都度、
一回、二回、三回と礼をするとその都度、
体も顔も水にもぐってしまう。
何回繰り返すのか分からないが、
やがて金色の壷にガンジス川の水を汲んで終わる。
(ガンジス川の沐浴1)
(ガンジス川の沐浴2)
(三度水に潜って礼をする人達)
(一人で沐浴する、金色の壷にガンジスの水を汲み終わる。)
そうしている間に、真っ赤な太陽は昇り、
ガンジス川が赤く染まる。
舟に乗った観光客は、しきりにカメラのシャッターをきる。
団体を乗せた舟は、二人の屈強な男性がオールで漕いでいる。
その舟を狙って、商魂たくましい物売りがやってくる。
(観光客を乗せて漕ぐ二人)
精霊流しのように、ロウソクを立て火を灯したもの、
写真に撮ってはならない
死者の火葬シーンの絵葉書や
ヒンズー教の神シバ神像の人形もある。
ヒンズー教の聖地ぺナレス(インドの現地語でバナーラス)
ヒンズー教の聖地ぺナレス(インドの現地語でバナーラス)
の荘厳なシーンに圧倒されて、
ひたすら現世で生きている幸せに感謝し、
ひたすら現世で生きている幸せに感謝し、
灰となって流される人の冥福を祈るばかりであった。
(真っ赤な太陽が昇る1)
(真っ赤な太陽が昇る2)