楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

     ・日ごろ考えること
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     ・おくのほそ道を歩く

子供 ( 生きる 9 )

2004年05月20日 06時06分00秒 | つれづれなるままに考えること
「人は生まれると父母を得、兄弟姉妹を得る。
長ずるに及び友を得、妻または夫を得る。
子を育み、やがて父母を失い、友を失う。
兄弟姉妹を失いて、妻または夫を失いて、そして終わる」
人生はただそれだけ。

無味乾燥?!

いえいえ、その中にたくさんの
感動、感謝、感激、喜び、怒り、哀しみ、
そして楽しい出来事があります。
 
(子供)
結婚しても、なかなか子供が出来ず、
やっとの思いで子供を授かった。

赤ちゃんが出来たという知らせに、大喜びしたのもつかの間、
新たな不安が湧いてきた。 

出産までの10ヶ月を、どうして良いやらさっぱり見当が付かない。
子供を作るために、当時ベスト・セラーだった謝国権の
「性生活の智恵」を熟読したように、
出産までの智恵を書いた書物はないかと本屋を探して、
某婦人雑誌がまとめた「妊娠出産百科」なる本を求めた。

いろんなことが書いてあるが、結婚生活も一つとして
同じものはなく、見本が無いように、
出産についても千差万別で、見本はないようである。
大まかにこんなことがあるという程度で、
基本的なことしか書かれていない。

まず、カミさんの母親に報告。
犬の日に水天宮へいって、安産のお願いをして、
腹帯なるものを購入する。

どうして犬の日なのか、良く判らないが、
なんでも犬の出産は軽いからと言うことらしい。
犬の出産が軽いのは、一度に何匹も生むので、
生まれる子犬の一匹一匹が小さいから、
人間のやや下痢気味のときの排便に似た感じで、
スルスルと生まれてくるのだと思う。

人間は通常一人を出産するので、子供が大きいから
あまり比較にはならない。
一時に5人もの赤ちゃんを産むのなら、一人一人が
小さいから産むのは一人より楽に違いない。

月日が経って、カミさんのお腹の中で、赤ちゃんが
手を伸ばすのか、足をのばすのか、お腹が痛いということが起きた。
子供の頃母が弟をお腹に抱えている頃、
「痛たた、また蹴った」などと話には聞いていたが、
本当にそんなことがあるのか、不思議であった。

月日と共に、カミさんのお腹が大きくなるにつれ、
小さな体は殆どお腹が歩いているようで、とても不恰好。
その格好を見ていて噴出しそうになるが、
子供を抱えている女性の顔を見ると、
カミさんだけでなく、どの女性も誇らしげで、
精神的に安定しているのか、自信たっぷりに見える。

この時期の女性の顔立ちが、とても美しく見えるのは、
ボクだけが感じるものなのだろうか?

出産時期が間近かになると、お腹の赤ちゃんが男の場合は、
母親の顔つきがきつくなり、女の赤ちゃんの場合は、
優しい顔つきになると昔から言うが、
その時期の母親の写真を後で見比べると、
確かにその通りで微妙に違いがわかるが、
昔の人はよく観察していたと、感心させられる。









コメント
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