今日、ずしんと心に響いたことがありました。
お習字を習っています。
今日は子どもの運動会で、ずっと立ってたというだけで腰も痛くなったのですが(歳で運動不足ですね~)
いってみたら、逆に疲れが取れました。
書道教室は、小学生の低学年のお子さんから、おばさん・おじさん・おばあさんまで・・・それぞれにお手本があります。
小さなお子さんのお手本に「人」という字がありました。
優しい先生は、習いたてのお子さんに、墨のこと筆のこと紙のこと、丁寧に説明してから
「人という字はね、こうやって最初に斜めに書くんだよ。次にこれを支えるように書くんだよ。
支え合うから人なんだよ」とゆっくりお話されてました。
いつか昔に聞いたような話だったのですが、きっと聞いているんだと思いますが。
でも、その穏やかな声は、とても心に響きました。
私に言っているのではないのにね。
支え合うから人なんだ・・・
支える人もいるし、支えられる人もいる。
ちょっと前にやっていたNHK特集の子育ての番組を思いだしました。
「ママたちが非常事態?」って特集。
人間は孤独に子育てできる種ではない、だから、誰かと子育てしたくなるように不安や緊張が強くなるようになってるんだという話。
原始的な生活をしている部族の子育て風景が出てたけれど、
そこでは、まだ数か月の赤ちゃんを女性が群れている中に預けて
「まきをとってくるからお願いね」と頼むんです。
そして、普通に預かった方も、その子がぐずると、「だれかお乳をあげて」といって、授乳期の女性にお願いするんです。
今のように、孤立してそれぞれに子育てするというようになったのは人間の歴史でも、最近のことで、ごくわずかの期間なんでしょう。
産後の辛い日々。
支えられて当たり前。
周りの人は支えて当たり前。
支えられたから支えられるようになる。これも真実だと思います。
大事にされた人支えられた人は、支えることのできる人になれるんだと思います。
これはまた、子育ての本質でもあるのかもしれないなぁと思いました。
長い長い時間もかかり苦労もする事業ですけれど・・・