酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

ひたすらモヤシ

2014-03-31 | 酒風景
これ、シャキシャキもやしのチャーハン風というもの(某料理番組の本に載っていた)なんだが…


自分にしては珍しくレシピに忠実にこさえてみたんだが…



もやし、エリンギなどと米粒大に切り、チャーハンのように炒めるというもので
それ相応に作ることができたと思うんだが…
ちなみに赤いのはカニカマです

ああ、こういうもんなんだな。確かにシャキシャキとしてもいて美味しい、というかマズかぁないんだが…

酒の肴にもなるんだが…


なぜもやし?

なぜもやしをこうまでして食べなければならないのか。
その疑念が頭から離れなくて、何やら困るのだった(笑)


作り方としては

まず、もやしひと袋全部ひげ根を取り除く。米粒大にせよというから、二枚包丁でダダダダっとやろうかと思ったがそれだとただの大きさの揃わない微細みじん切りになってしまうので、ある程度もやしの方向を揃えては丁寧に切ってみたり
エリンギも一旦薄切りにし、それを細切りにし、いよいよ米粒大にみじん切り。

等々、下準備にはけっこうな手間暇がかかっている。


これ、自分で作って自分で食べているからいいんだが…


真面目な奥様が一生懸命にこしらえたとする。
(妄想では、妻42歳、木村多江ふう、専業)

年に1回くらいはお世辞で奥さんの料理を褒めるが、実は飯なんか食えりゃいいんだよね的な浅はかな亭主(48歳、商社勤務)に出したとする。

どぉ?と奥さんがもくもくと食べる亭主に尋ねたとする。
フツー、とか言われた日にゃ奥さん、報われませんぜ。

おれダイエットなんかいいからちゃんとしたチャーハン作ってくれよ
なんて言われた日にゃ奥さん、立ち直れませんぜ。

それでも奥さん、そうね、なんて薄笑みを返すんだ。
ほんとはスゴく落胆してるのに、奥さん人が良すぎますぜ。

がんばれー、負けるなー!


今日の妄想劇場、これにて一巻の終わり。

日本のどこかにそんな会話をする家庭が1軒くらいありそう。


素材の仕事

2014-03-30 | 酒風景
もう三月も終わりますな。
凍った路面の滑り止めに巻かれた砂が、乾いて埃になるこの時期は目が痛くてかなわない。
自然に逆らって何かをすれば、絶対になにかお返しがくる。


さて、



昨日「たりき」でのひと品が面白い。


名づけて鶏挽肉ロールという。
下味のついた鶏を白菜、お揚げで巻いたのを出汁で炊いてある。

鶏と揚げの相性の良さはなんとなく想像していたのだが、白菜が意外なほどに張り切って仕事をしてる。

放っておいても仲の良い鶏と揚げであるが、白菜が敢えて中に入り込み両者の味は寸断される。
おいおい、大変なことをしてくれたなと思いきや、白菜の味と食感が寸断された両者の仲を取り持ち、とても美味しいことになっていたのだった。

付き合いがほどほど長くなって緊張感の薄れたカップルが、魔性の女の出現でテンションが上がった感じ。
いや、なあなあなカップルがどっちかの転勤で遠距離になり、それを気に改めて互を思うようになったような感じ。
いや違うな。幼馴染の二人が、自分たちの知らない世界の人と出合い、三人の奇想天外な生活が始まった的な感じ?

良い料理は想像力を刺激する。

というが、けっこうそれは事実だ。

犬に鹿

2014-03-29 | わさび部長
道の駅で見つけた。


ちょっと高いかな。いや、そんなもんかな。


いかにも網で干しましたという感じが、ちょっと信用できるかな。

そんなことより、早くくれろと視線がスゴイ。



久々に見た(撮った)、わさび部長のおいしい顔。

物足りない。

2014-03-29 | 酒風景
昨夜は業界筋の集まりがあり居酒屋で晩ごはん。


数あるメニューから我がリクエストはホタテのベーコン巻きステーキ。
オホーツクのホタテを活かした、なかなか洒落たひと品。
甘辛なソースがかかっているのだが、よかったらこっちもお試し下さい的にタルタルソースが少し。

ううむ、足りないぞ。

タルタル好きな自分には(関連記事)、これはほんのひと口。どうせならたっぷりといただきたい。


そういえば一昨日、K子嬢とのランチのカキフライ。


思い返せばこれも。

K子嬢が好物のカキフライ。そのご相伴に与ったことに満足していたが、画像を見てみりゃやっぱり足りないぞ、タルタルが。


料理人よ、恐れることなかれ!

タルタルはたっぷりと盛るべし。なんならタルタル割増、請求されても構わない。

晴れのちカレー。

2014-03-28 | 旨かった話
暖かな昨日、車で旭川を離脱し、某駅前の食堂に。

近年その名が知れており、わざわざクルマに乗ってでも美味しいものを食べてみたい族が注目している店の名物がこれ。


カレーライス。(見りゃ分かるか)
三年ぶりのご対面である。

小ラーメンとのセットで、これもハーフサイズなのだが、ごろんと大きな豚角煮が特徴。(見りゃ分かるか)

まずスプーンで触れてみると、プルプルな弾力が。

そして、すっとスプーンを割り入れてみると


脂身がとろとろと。(見りゃ分かるか)

この角煮の風味がまた秀逸で、ちょっとホテルテイストなカレールウと相性が良い。

角煮といえば、よくラフテーを作る自分。劇的にトロトロにはできるんだけど、こんなプルプルにはならない。
何でこんなに美味しいのと店主に聞いてみれば、教えられないと笑いながらも料理のコツをあれこれと。
聞けば分かるのだが、だからといって簡単に出来やしないのがプロの技。

こういう料理は無理して自分でやるより、食べに行った方が良い。そういうこった。

次回があるなら、今度はカツカレーにしようかな。そんな店主のカツもきっと美味しいだろうが、困ったことにラーメンも美味しいので、やっぱりセットかな、とかなんとか、道中の車内では何を食べようか悩み悶絶するだろうと思うのだった。

はあ。今から疲れる(笑)