酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

酒粕をツマミに呑む。

2019-01-31 | こしらえた話。
甘酒や料理の調味料としてお馴染みの酒粕を焼いて食べるという話。
これを肴に呑めば、原料から清酒まで、日本酒を味わい尽くすという、粋な晩酌と相成る。


ちょっとだけこんがりさせて砂糖醤油とかはちみつをつけて食べる。ゴマも美味しい(ゴマ2:砂糖2:醤油1の比率で)。
ちょい甘になるので、お菓子のように食べらる。

が、え~?やだ~!何これ~!オイシ~! とはいかない(笑)。誇大表現を避けて言えば、香ばしさとほのかな旨みが口の中に広がって美味、というところか。
酒好きだけに分かる味、くらいにしといてもらおうかな。

とはいえ、酒粕は健康効果、美容効果が期待できる発酵食品。食べて良くないという理由はない。
あ、酒好きにとか言っておいて、こういう下りは野暮だなあ(笑)

ちなみに、画像のように炭をおこさなくたって、オーブントースターで簡単(アルミホイルを敷いてね)。
もう一つちなみに、使う酒粕は良いものを選びたい。これ、はっきり差がでます。


へえ、コンソメでお雑煮。

2019-01-29 | 旨かった話
近年、頻繁に立ち寄る(近所なもので)場末の居酒屋にて。

女将さんが丹精(何たって安い!)の突き出し盛り合わせ。


この日は煮豆に味つけ卵、煮凝りたっぷりな手羽元煮つけ、そして、おやおや、これはお雑煮ではないですか、女将さん。

あらやだ、写真なんか撮るようなものじゃないからと言いつつ、お正月のお鏡を切って冷凍しておいたものを使ったとのこと。そう、いつも工夫に余念がないのだ。

さっそく頂いてみると、おやおや、この味はもしかして?

コンソメだよ。手抜きってことでもないんだけどと女将。
具は餅のほかナルト、シイタケと至ってシンプル。いや、酒の肴にはこの位が丁度よいわさ。

面白いね。というかフツー以上に美味しいかも。濃い目のコンソメが餅になじんでる。干しシイタケともよく合ってるし。

ありそうでなかったコンソメ味の雑煮。
これなら家で簡単に作れちゃうね。ふと雑煮が食べたいなと思ったときとか。あまりないと思うけど(笑)

ポテチは塩味が常識と思っていたところにコンソメパンチを食べた時のような衝撃、とは言い過ぎだが、この女将、なかなか楽しませてくれるのである。

あぶらげ食べたい。

2019-01-26 | こしらえた話。
パッケージの「分厚く大きい」の文字に惹かれ買った油揚げ。

買っておいてから、さてどうやって食べようかと考えた末、結局いつものキツネ納豆に。


納豆をはさんでじっくり炙った。仕込む納豆には、刻みネギ、醤油少々、そしてふっくらするようにマヨネーズも。

でもちょっと待てよ。中身はほとんど豆腐質感。これって厚揚げじゃないの?
もし隣の奥さんに食べさせても、裏のおじいさんに食べさせても、厚揚げ、って言うと思うな。
まあ、美味しく戴いたので、ショックは幾分やわらいでるけどね。

油揚げと厚揚げの違いに規格ってないのかね。一応、中まで火が通ってるのが油揚げ、そうでないのが厚揚げ(だから生揚げとも)なんだろうけど、そうめんとひやむぎの違いのように明確な違い(JAS規格で麺の太さが決まっている)が欲しい気がする。
ひょっとしたらあるのかも知れないけど、揚げと思って食べたら厚揚げでしたでは、腑に落ちないのである(笑)

大きな揚げといえば、栃尾のあぶらげ。
テレビで見たそれ、いろんな食べ方があって、美味しそうだったな。
いつか食べたいもののひとつにランクイン中。


田舎そば。

2019-01-24 | 旨かった話
田舎蕎麦に定義があるのかは知らぬが、たまにそういうのが食べたくなって、そういう蕎麦屋を訪ねる(普段は藪か更科が好き)。

定義があるとすれば、挽きぐるみっていうのかな、殻も一緒に粉にするから、いわゆる黒い麺。しかもごん太な打ち方。で、ツユはあまからくたっぷりと。

こんな感じ?


前述の定義からするとかなりいい線いってると思う。風味もなかなか良い。

おろし蕎麦を頼んだのだが、麺の旨さはさておいても、いいところがある。
た~っぷりなおろし。鰹節も惜しんでないので香りがいい。そばにはちょっと麺を持ち上げるとこぼれてしまいそうなくらいにたくさんのもみ海苔。ツユはケチらずなみなみと。

田舎はこうでなくっちゃ。
見た目から食べ方まで洗練されたお江戸の更科もいいが、つゆに麺をたっぷり浸して食べる太麺も格別だ。
ランチの束の間、満足は大きいのであった。

ちなみにこの店。名物は鶏モツそば。

ほくほく大根。

2019-01-22 | こしらえた話。
冬はおでん。もいいが、たまには大根だけたっぷり煮て楽しもうじゃないかと、ふと思った。

昆布でことこと、柔らかく煮上がった大根に、まずは肉そぼろ。


たっぷり感のわざとらしいこと(笑)
それはさておき、大根と良き相性にて、箸が進む、酒も進む。

あ、大根の切り方、薄いなあ、ケチくさいなあ。と思った人、いるでしょ。

はい、肉代がかかって大根が少ししか買えませんでした。

てな話は、まんざら嘘でもないが、今回の食卓は、いろんな味で大根をというのが趣旨。
画像の肉そぼろのほか、ゆず味噌、摺りたての山椒をかけて楽しむ訳だが、大根を厚くすると、たくさん食べられないし、食べにくくもある。
また、薄い方が早く出汁がしみるような気もするし。

ってんで、大根で過ごす晩酌。
なんででしょうね、根菜って気持ちまで温まるね。