酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

こってり仕立て。

2012-05-31 | こしらえた話。
目玉焼きをのっけるのがすっかり定番となった家庭内焼きそば。


ちなみに先日は卵ダブルで。

別に、どちらだったかのB級グルメに影響を受けたのではなく、テレビドラマにもなった「深夜食堂」のスタイルだ。
実の父と生き別れになったヒロインの思いでの味という話だ。


それはさて置き、のせる目玉焼きは焼きそばよりも重要である。

黄身とろろろ=上機嫌

黄身ややカタ=むっつり

黄身バリカタ=トッピング禁止

かといって白身がゆるゆるなのも不可。


たかが目玉焼きひとつに、小ぃせえヤツだとお思いでしょうが、明日雨が降るかどうかよりずっと重大なのである。

で、ダブルの目玉焼きはどうだったか。


この、こってりな感じがお気に入り。
上機嫌で、ビールも旨い!

世の中、単純てのもアリだ。

おつまみ玉子。

2012-05-30 | こしらえた話。

ウズラで味付けた孫を拵えてみた。

ああ、またかよ。

わざわざ金払って変換ソフトを使っても、「味付け玉子」としたいものが「味付けた孫」になる。
味のある孫という日本語はないわけでないが、ビジネスユースとしてはまず必要となりそうにない日本語だと思うが。


で、その玉子。

もっと褐色というか、色よく仕上がるはずなのだが、水煮を使うとこうなってしまうのか。
ともあれ、これ、なかなか旨い。辛子そえてなお旨い。酒の肴にけっこうイケる。

今回のはよくある醤油味だが、ラーメンのつゆ(どこでも売ってる薄めて使うもので。ラードはなるべく使わない)で漬けると、これがまたオツ。メンマなんぞ添えて食べると楽しいのだ。
というのをいつぞや食べたのだが、美味しそうだったためカメラより先に箸が出たのだった。

いずれまた。

一か七か。

2012-05-29 | こしらえた話。
一か八かの間違いではない。


家庭内うどん。
福岡のそれを想像しながら白だしで。福岡では「しらだし」と呼ぶんだぜぃと独り言。

で、唐辛子。この場合は七味でしょ。

自分、唐辛子は一と七を常備しているが、うどん、そばの場合は七味と決めている。
決め事というか、おつゆがいい香りになって美味しいと思うのだが、先日、蕎麦屋で一味しかなかった時、ちぇっと舌打ちした自分に同伴者が「一味じゃない?フツー」と言う。

じゃ、七味って何に使うの?フツー。

なんかいろいろ入っててうざいから使わな~い。

って、あんたねえ、日本人の素晴らしき英知を馬鹿にするでないよ。もともとは薬として考えられたんだよ。

あの丸いのが特にじゃま。

って、あんたねえ、山椒の香りを何と心得る。
とにもかくにも、おれは七味なの。

じゃ、七って何?

唐辛子、山椒、麻、ケシ、ゴマ… ううっ


というマヌケな事件があったので調べてみた。

改めてS&B七味唐辛子のラベルと見てみると、赤唐辛子、黒ごま、陳皮、山椒、麻の実、ケシの実、青海苔となっている。
海苔?ほう、それもスパイスか。

もうちょっと調べてみると、ミックスするものは七種限りと断定するものではなく、前述の他にも紫蘇、生姜、菜種などが使われるようだ。
お店のセンスというところか。

ほんと、気にしないで使ってるものって結構あるもんだ。

七味といえば、浅草だったかなあ、柴又だったかなあ、鶴岡八幡宮だったかなあ。屋台の七味売りを見たという記憶があるのだが、客の目の前で、その客の好みに合うように調合するそれ、ああ、買っておけばよかった。

ちなみにお江戸では七味ではなく、七色(なないろ)と言う。
ドラマ化された池波作品では、正しく言われていて感心。

天かまは一部地域の名称か。

2012-05-28 | 酒風景
天かまで一杯やろうと思ったのは、

いや待て、その前に…

何気に「天かま」をYahooで見てみたら、思いのほか記述が少ない。
やはり世の中は、これをさつま揚げと呼ぶのか。


天かまを生姜醤油で。
なんだか不意に生姜っぽい味が恋しくなり、煮物用に買っておいた天かま、そう、コレを食べようと思った次第。
グリルで焼いたアツアツを生姜醤油にちょちょっとつけて。これが地味に旨いのだ。
歯ごたえ、風味が酒によく合う。

一度は自分で魚の身を擂って天かまを、いや、さつま揚げを拵えてみたいと思うのだが、これがなかなか思い切れなくて。
買ったものの方が、初心者のそれよりは旨いだろうし、ってことで。

で、そのさつま揚げ。
当の薩摩のお国では、つけ揚げと呼ぶそうな。これは知っていたが、天かまは一部地域のことか。
天ぷらかまぼこの略なんだろうが、天かまは天かまという固有名詞で定着していると思っていたが、Yahooに記述があっても、北海道か東北の関係者のようでちょっとびっくりであった。

ちなみに、野菜とかたくさん混ざってるのが好き。

今度は唐揚げで

2012-05-27 | こしらえた話。
なんだかんだと、食卓に定着しつつある塩麹。
今度は唐揚げに使ってみた。

いつも鶏唐揚げを拵える要領で、違うのは醤油を使わず、塩麹で代用した点。
それと漬け込み時間は多く約半日。


ふむふむ、言ってみれば予想通りの味。
風味のよい塩味唐揚げ。いや、北海道人としては塩ザンギと呼びたいかな。

食べていると、何か小さな固いモノが。
骨かな。

いや、麹が焦げて結晶になったものが固い。歯に自信のない者にはちょっと怖々な食感である。歯が丈夫なお方にはカリカリして美味しいとなるのかも知れないが。

思わぬ副産物に動揺してしまったが、塩麹のザンギ、なかなか良いのである。
やるな、塩麹。次はどうしようかな。

豚、鶏ときたから次は牛? いや、どうもひらめかないな。