酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

懐かし惣菜で呑む。

2011-11-30 | 酒風景


ハムカツである。

ハムはへたに厚切りだったり、高価なロースハムだったりすると失格。薄く切った魚肉のハムというのが一般的か。
風味としては、街のちょっと飲みスポット「のらくら」のそれは、お上品にカラッと揚がって美味しいが、少し油臭い位な方がそれっぽかったりもする。

幼い頃、父がお祝い事などに出かけた際に持ち帰ってくる、折り詰めの中に入っているのが楽しみだった。
市場の惣菜屋でも売っていたりするのだが、母は魚肉ハムの類を好まなかったようで、あまり買ってくれなかった(スライスハムの上に半身のゆで卵をのせて天ぷらにしたものはよく買ったのだが)。

東京に出かければ、鉄道駅の周辺によくある立ち飲み屋などでコレを食べるが、残念ながら旭川にはそうした店がない。立ち飲みでなく椅子のある店だが、その風情を少し押えてあるのがのらくらさんだ。

画像、後方にあるのは、またもやホッピー。焼酎の割り物として知られているが、昭和30年代(だったかな)、ビールの代用品として開発されたもので、今で言うノンアルコールビールの元祖なのだ。
これは自分的に懐かしいというわけでもなく、近頃よく行く浅草の公園通り(俗称ホッピー通り)で、郷に入っては郷に従えとばかりに呑むうちに慣れ親しんだもの。あえて、懐かしい浅草の味として愛飲している。

ちょっと書いた立ち飲み屋であるが

昭和の立ち飲み屋は、惣菜屋や肉屋が店先で飲ませたり、市場の裾でそこの生鮮品を肴に飲ませたりするのが発祥で、また闇市の流れを汲んでいるものもあり、いわゆる居酒屋の原型とは違うと聞く。
そのニーズも、早い安いが主体となり、つまり忙しい労働者諸氏がコアターゲットとなる。

旭川の繁華街では、これまでにも立ち飲みやの経営を試みた例があるようだが、もしも閉店の理由が単に「客が来ない」からということだったなら、理由は明快、旭川の繁華街ではそのニーズ、存在理由がないからだ。
ターゲットとしての旭川人は、まず忙しくない。通勤に時間がかかるという人は稀で、短時間で、しかも立ってまで酒を飲む理由がないのだ。また、ラーメンの脂っこさが象徴するように、旭川人はどうせ飲むなら、しっかりと呑みたいという人も多い。
ただ、中心市街地を離れると、量り売りやレジ横での立ち飲みをさせる希少なスポットがある。地域に昔からある老舗の酒屋だ。量販店に負けないよう、ますますの健闘をひたすら祈りたい。

東京辺りでは近年、立ち飲みの注目度がアップしているようだ。都内の立ち飲み屋をはしごするツアーまであるようで、こっちとしてはうらやましい限りだ。
人気は「昭和の香り」にある。衰えを知らぬ近代化の中にいるから「昭和」が新鮮で面白いのだろう。
こっちはJR駅と道路だけは立派だが、その他は昔のままで昭和が薫らないが、目の付け所はきっとあると思う。
話題の「工場萌え」もそうだが、ただの現状を上手に遊び心に置き換える、そのセンスは見習いたいものだ。


お わ り


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会話の変化。

2011-11-29 | 酒風景
昨夜はホテルで食事。
創作イタリアン食べ放題という企画を友人が見つけ、皆で行ってみようということになったという次第。

企画用にリストアップされたメニューから好きなものを注文するというシステム。

たとえば・・・









トラットリアではお馴染みなメニューが多い。家庭的な味は食べやすく、ワインも進む。
最後のカットにある、豚の生姜焼きのようなのが旨かった。

集まった4人は、同級生やらその友人やらの、同い年チーム。
昔は共通の知人の名を挙げ、誰が誰と付き合ったとか、誰が停学になっただの、そんな話ばかりだったが、昨夜は終始食べ物の話。それも健康がらみの話題ばかりで、もうそんな歳なんだねとしみじみ言い出すほど。

付き合いは30年に及ぶが、変わるの年齢、体型ばかりではないのだった。
そのうち、話題はどこが痛いとか、どこが悪いとか、そんなことになるのだろうが、それはれそれで否定する気もない、それが同い年のたしなみか。

麺事情 11/28

2011-11-28 | 麺好き
ここ数日の我がラーメン事情を。

少しは世間を広げようと思っているが、なかなか進まない新規開拓。


なぜなら、ホームグランドである六条軒を外せない。ここには週に一度は顔を出すから。

それと


by 八海


多分、今気に入ってる店ではかなり上位(トップは未定)の店なもので。
けっこう複雑なダシだが、それがしっかり特徴付けられて良い。うまい叉焼を育てながら自らも美味しく熟成したであろう醤油ダレは濃厚で、このしょっぱさがクセになっているのであった。
これとは別に、豚骨シリーズがあるが、これも美味しい。


よかったら一口どうぞ、と出されたミニおにぎり。
こういうことされたら、もう足を向けて寝られない。


by 福来る


初めて行ったここは、公営競馬と競輪の場外売り場の中の食堂。
見た目、色が独特な感じがする、これでも醤油味。ツユがあまりに多いが、ちゃんと叉焼、メンマも潜行している。
しっかりと誠実な味であった。こういう場所の食堂は値段もリーズナブル、そしてヘンにこだわってないところが好きだ。
スープが減っていくと見えてきた、他の店の名前らしきものは???だったが。

運試しに100円賭けてみようかと思ったが、競輪の買い方、ぜんぜん分からない。近頃のギャンブルって、複雑だねえ。

さて、別なお店に。



新規開拓はリスクがつき物だ。とは言え、朝から100人客が入ったって、あんなに汚いだろうか。掃除は飲食店の基本中の基本だと思うがな。食べてる途中で気づいた自分が情けない。
注文後、ケータイメールなんかいじってないで、やばいと思ったら急用ができたと言って脱出を図るべし。


お次。表彰式のために出かけた動物園の帰り道。


by 特一番 動物園通店


密かに行っている旭川ラーメンのルーツめぐり。元祖の流れを汲む店の味は、こんなに見栄えが華やかだったか分からぬが、ほぼ昔通りか。
ちらと見えるのは200円のミニカレー。つい、注文してしまったのだった。


今日も街の麺達人に感謝。

って、心から言わせて欲しい~

料理撮影会?

2011-11-27 | 酒風景
昨夜は業界筋の忘年会。

開宴までの束の間、次々登場する料理に、お腹を空かせたメンバー達はなぜか料理を撮っていた。

自分もいくつか。






安価なコンデジではこれで精一杯。

特にシーザーサラダを見て思ったのだが、美味しいモノはエロティックだ。
たしか村上龍先生がそんなことを言ってたことを思い出した。

無添加ドッグフードを試食する。

2011-11-26 | おためし
わさび部長のアトピーが発症してから、病院通いももう一年半になる。一時よりはかなり良いが、完治とは言いがたい。

主食は主にアレルゲンをカットしたタイプ。オヤツはわさび部長の好みではなく、保存料・香料無添加のもの、あるいはササミや野菜を調理せずにあげたり。

そんな中、縁あってドッグフード無添加安心本舗さんのドッグフード「無添加ドッグフード安心」を試すことに。


ドライタイプ。小粒で、鯉の餌みたい(笑)な形状。これなら小型犬も大丈夫ということか。



毎度新しいフードには興味を示す。第一印象はかなり良いようだ。栄養価が高いので、他のフードの半分の量でよいとのこと。ウチの場合の1回分(1日2食)としては、これでも多いくらい。



よし!で一気にがっつく。食いつきが良いフードだ。




多分、本人的には美味しいようだ。好きなものをもらった時は、こっちの顔を見ながら咀嚼するのがクセだ。



ドライフードはいつも残すくせに、なんと一気食い。びっくりである。
もともと食いしん坊であるが、食欲を発揮してくれるのは何とも嬉しい。

実はこれ、昨日の話。
食べたら出る。それを見届けなければ、良いフードとは言えないからだ。

で、今日。下痢をすることもなく、ウンチはめでたく理想形。これでとりあえず問題はないことが分かった。世の中にはまだまだ良いフードがあるものだ。

アトピーの原因は特定が難しく、餌はとにかく悪い刺激の少ないものを選ばざるを得ないという現状、良いものを与えられると飼い主としては、いささかでも心が休まる。


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