酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

マグロへ帰る。

2017-05-30 | 旨かった話
ここのところカツオばかり食べていたから、という訳でもないのだが、マグロ。


本マグロのすき身に、ニンニク醤油ダレをかけて。

これをがばっと頬張り、そこへ冷や酒をぐびぐび~っと。
もう、たまらんね。その日の疲れもどこへやら。
この快感は、我が至福の時ランキングの五本の指に入るな。

かといって何番?とか、じゃあ1番は何かって聞かれても困るんだけどね。

さらりとムニエル。

2017-05-29 | 旨かった話
最終週。もう6月になってしまうのか。
夏をどうも歓迎できないのは、初夏の旬を味わい尽くしていないからか。

旬の名残といえばサクラマス。
今年も何度か味わったが、もともと好きなものだけに食べ足りない。
ので、いつもの「たりき」さんで見つけた時には即注文。


ムニエル。自分ならソテーの副産物、バターのソースなんぞたっぷりとかけ回すところだが、女将のは、ごくあっさりと見え、まるでギトギトしていない。

その分・・・


特製ソースで召し上がれ、という趣向のようだ。
これはレモンを加えた中濃ソースという感じのもので、しっとりとした身の風味を引き立てる。

ムニエルいろいろ。
こういう、さらっとした仕上げ方もいいね。
ちょっと見習おうと思う。自分は料理も人間性もちょっとギトギトしている。

立ち呑み記

2017-05-28 | 酒風景
旭川の高砂酒造。酒造りから販売に至るあらゆるセクションの若手がプロジェクトを立ち上げ、独自のコンセプトで造った酒がめでたく一昨日販売となった。
どうやら、随分と評判のようで、これは見逃すまいと昨日、立ち呑みでそれを試飲。


左側のがそれ。若蔵(わかぞう)だ。その名に様々な思いが込められていることが伝わってくる。
酒は「飲むスイーツ」のキャッチフレーズ通り、フルーティな風味に満ちている。若い人向けにと抑えめのアルコール度数だが、それを感じさせないしっかりとした味わいもありで、総じて手応え十分。生酒で勝負に出たのは正解。これは美味しいねと、楽しみやすい酒と思う。

画像、他の2本は、同社の新発売。これを3本セットにして呑み比べプライスで。
という企画は、ここ、上田酒店(と気軽に呼んでいるが正確には「地酒販売うえ田」)。酒が並ぶ冷ケースに囲まれた店舗は若き専務が取り仕切る。

その他に





気になっていたものを注文。
よ~し、次なる機会にはコレを買おうかなと。

まさに、買う前の試飲。良いシステムだ。







刺激的美味、山わさび。

2017-05-26 | 旨かった話

思いつきの割には、これが滅法美味しくて感動。わさびかけご飯の上を行くわさびかけご飯なのである。

ことの起こりはこれ。


とても良さげな大根菜が手に入ったので、こりゃもちろん菜飯だな、と。
さっそく刻んで塩もみをして・・・


ここまでは普通の菜飯なのであるが、さらにふと思いついたのがコレ。


山わさび。白菜の漬物や沢庵などに、おろしたのをかけ辛くして味わうのいうのがあるのだが、てことは、菜飯の菜もいわゆるひとつの漬物であるからして、山わさびも合うのではないか、と。

これが大正解!という訳。

窓全開にして、旨いぞと叫びたいくらい。これは美味とかそんなレベルでなく、極めて刺激的な感動なのであった。

こんな美味しいものには、香り高く、かつ、しっかりとした当たりのある酒を。


東鶴、純米吟醸の無濾過生を。

ますます堪らない。官能的に美味しい晩ごはんなのだった。
いやはや、山わさび一つでこんなに盛り上がるなんて(笑)

サラダでゴーヤー。

2017-05-25 | 旨かった話
ゴーヤーをサラダで、と言うのが正しいか。


昨夜は業界筋の若者と「中ちゃん」で呑み夕食。好物のゴーヤー、チャンプルーを食べた前回に続き、今度はサラダで。

大根が決め手だな。見た目通りのさっぱりとしたサラダは、とても食べやすく、ゴーヤーの苦みが疲れた体に(そんなに疲れてんのか?)すぅっと沁みていく。

やっぱ好きだなぁ、ゴーヤー。
沖縄産から旭川産まで、年中良いものを仕入れて料理してくれる、良い居酒屋と出合った。

ほか、いろいろ食べたが、コレもなかなか。


メニューに見つけると、つい食べたくなるナポリタン。
旬のアスパラなんかを使ってある粋な味。
ナポリタンは、むせかえる寸前まで酸味が効いていて、ちょいと甘めな味付けが良い。中ちゃんのはそんな感じで及第点。