俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

冬の旅

2008年11月22日 | 俳句

『冬時雨 止むを待てずに 旅に出る』
(ふゆしぐれ やむをまてずに たびにでる)

『冬の吾子 二十日違いの 誕生日』
(ふゆのあこ はつかちがいの たんじょうび)

『見送りの 桜紅葉の 眩しけれ』
(みおくりの さくらもみじの まぶしけれ)

『我が桜 さくのが好きで 冬に咲き』
(わがさくら さくのがすきで ふゆにさき)

『もももよし さくらもまたよし 冬に咲け』
(もももよし さくらもまたよし ふゆにさけ)

『我が座席 小さく感じる 冬の旅』
(わがざせき ちいさくかんじる ふゆのたび)

『冬の旅 あれは富士山 雲がかる』
(ふゆのたび あれはふじさん くもがかる)

『温暖化 紅葉や遅し 山緑』
(おんだんか もみじやおそし やまみどり)

『冬霞 冨士は雲の ターバンを』
(ふゆがすみ ふじはくもの たーばんを)

『紅葉より 枯木と思える 山々よ』
(もみじより かれきとおもえる やまやまよ)

『品作る 車掌の礼に 心凍る』
(しなつくる しゃしょうのれいに こころこおる)

『メタボには 暖房きつし 冬の汗』
(めたぼには だんぼうきつし ふゆのあせ)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする