俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

真澄鏡

2008年11月17日 | 俳句

『草の露 光当たれば 光るもの』
(くさのつゆ ひかりあたれば ひかるもの)

『真澄鏡 眺め見つれば 冬澄みし』
(まそかがみ ながめみつれば ふゆすみし)
真澄鏡=心の鏡(?)

『散る木の葉 とめどなく舞い 降り積もる』
(ちるこのは とめどなくまい ふりつもる)

『銀杏散る 永久に散るごと 地は黄色』
(いちょうちる とわにちるごと ちはきいろ)

『木々の色 紅葉の色の 冬めけり』
(きぎのいろ もみじのいろの ふゆめけり)

『松の枝 龍頭に見えて 暮れ早し』
(まつのえだ りゅうずにみえて くれはやし)

『小春日に 人生語る 顔が在り』
(こはるびに じんせいかたる かおがあり)

『冬の旅 こうありたやな 光る顔』
(ふゆのたび こうありたやな ひかるかお)

『傘も無き 我に時雨て 何になる』
(かさもなき われにしぐれて なんになる)

『傘有れど 開く気はなし 冬時雨』
(かさあれど ひらくきはなし ふゆしぐれ)

『何やらも 済むごとまたも おでん鍋』
(なにやらも すむごとまたも おでんなべ)

『冬の華 寺の女官に 一目ぼれ』
(ふゆのはな てらのにょかんに ひとめぼれ)