俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

萩風

2007年09月24日 | 俳句

『地下鉄を 出ずれば秋の 生駒かな』
(ちかてつを いずればあきの いこまかな)

『三十度 下らぬ秋の 暑さかな』
(さんじゅうど くだらぬあきの あつさかな)

『秋天の 忌日に合わせ 空曇る』
(しゅうてんの きじつにあわせ そらくもる)

『秋天や 飛行機雲の 空二分す』
(しゅうてんや ひこうきぐもの そらにぶす)

『秋天に 我が世の天下 鳶舞う』
(しゅうてんに わがよのてんか とんびまう)

『蜘蛛の囲を 張られし萩に 主なし』
(くものいを はられしはぎに あるじなし)

『秋日傘 この頃黒き もの多し』
(あきひがさ このごろくろき ものおおし)

『ママチャリは 秋の日傘の 自慢かな』
(ままちゃりは あきのひがさの じまんかな)

『萩風の 吹いて亀石 首を出す』
(はぎかぜの ふいてかめいし くびをだす)

『山の辺の 句碑にしな垂れ 萩咲きぬ』
(やまのべの くひにしなだれ はぎさきぬ)

『どこぞへと 案内するや 彼岸花』
(どこぞへと あんないするや ひがんばな)

『曼珠沙華 いつもの所 いつも咲く』
(まんじゅしゃげ いつものところ いつもさく)
コメント
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