俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

秋桜

2007年09月07日 | 俳句

『秋草や 白露の玉 散りこぼれ』
(あきくさや しらつゆのたま ちりこぼれ)

『北の空 鴉の子別れ 連れ飛びぬ』
(きたのそら からすのこわかれ つれとびぬ)

『秋の波 ひと安心や 阪神や』
(あきのなみ ひとあんしんや はんしんや)

『野分かな 窓より入る 風を見る』
(のわきかな まどよりはいる かぜをみる)

『遅々として 雨風強き 野分かな』
(ちちとして あめかぜつよき のわきかな)

『秋草や 行雲流水 道遠し』
(あきくさや こううんりゅうすい みちとおし)

『夢の中 色とりどりの 花野行く』
(ゆめのなか いろとりどりの はなのいく)

『爽やかや 夢の鏡の 我が姿』
(さわやかや ゆめのかがみの わがすがた)

『見つけたり 小さな小さな 秋一つ』
(みつけたり ちいさなちいさな あきひとつ)

『秋桜 踊るが如く 風のまま』
(あきざくら おどるがごとく かぜのまま)

『金烏 玉兎とも 秋急ぐ』
(きんからす たまうさぎとも あきいそぐ)
          金烏=太陽 玉兎=月