俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

天高し

2007年09月23日 | 俳句

『いつも二羽 つがいの鴉 秋の朝』
(いつもにわ つがいのからす あきのあさ)

『やっと来た 暑さまだまだ 秋彼岸』
(やっときた あつさまだまだ あきひがん)

『鐘鳴れば 食いたくなりし 柿ひとつ』
(かねなれば くいたくなりし かきひとつ)

『天高く 仮病宰相 首すぼめ』
(てんたかく けびょうさいそう くびすぼめ)

『我が心 染めゆく露の 一滴』
(わがこころ そめゆくつゆの ひとしずく)

『空見上げ 満たされ行くや 秋の月』
(そらみあげ みたされゆくや あきのつき)

『若杉から 海へと伸びる 秋朝日』
(わかすぎから うみへとのびる あきあさひ)

『夕焼けに 浮かび上がりし 能古の島』
(ゆうやけに うかびあがりし のこのしま)

『娘との 約束の旅 伊勢の秋』
(むすめとの やくそくのたび いせのあき)

『稲架の下 雀のお宿 繁盛す』
(はざのした すずめのおやど はんじょうす)

『孫ビデオ 写らず動かず 秋旱』
(まごびでお うつらずうごかず あきひでり)
コメント
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