駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

THE BEATLES/What's Goes On(消えた恋)

2014年05月21日 | オールドミュージック
What Goes On 邦題「消えた恋」は、ザ・ビートルズの名曲のうち、リンゴ・スターがリード・ヴォーカルをとっている約10曲のうちの1曲であります。
1965年のアルバム、「ラバー・ソウル」のB面1曲目に収録。
ウィキぺディアによると、「ジョンが10代の頃に曲の原型を書き、その後『ラバー・ソウル』のセッションの時期にポールとリンゴがミドル8を書き加えて完成に至った。リンゴのシンガーソング・ライター・デビュー作でもある」とあります。
カントリー調の軽い感じの曲なので、お得意のカール・パーキンスのカヴァーかと思いきや、ジョンの若き頃の作曲だったんですね。

カントリー調の曲ということで、割と地味な印象を受けますが、ジョージのギターの腕前と、ポールとジョンのコーラスワークの素晴らしさに何ともいい気持ちにさせてくれる秀逸な曲。
一方リンゴのヴォーカルも、声を張るでもなく淡々と聞かせますが、実際に歌ってみるとリンゴの歌の上手さに改めて気付かされます。
実は、自分もザ・スターキーのレパートリーとしてこの曲を歌わせてもらうことになったのですが、音程が低いままで盛り上がらないので、逆に歌いにくくて難しいというのが初めの印象。
レコードでは、リンゴの正確な発音でAメロを歌い切り、サビで美しいコーラス助けられて、またギターソロのノリにさらに助けられつつ盛り上がる、という感じになっています。
ううむ。
何とかちょこっとでも近づきたいなあ。頑張るぞと。。

さて、ドラマーとしてこの曲を考察しましょう。
すると、ナナント驚き。
演奏にチャレンジして初めて、実は非常にレベルが高いことに気付くのです。。。
前述したように、この曲はカントリー調ということで、ノリが軽くてテンポが速い。
調べてみると”193”ほどのテンポなのですが、これをリンゴは2ビートではなく8ビートで叩いていますから驚き。
ハイハットを8分音符でツクタクツクタクと高速で軽く、しかもしっかりと鳴らしており、バスドラはドンパンドドパドドンと、まるでロックンロールのように足数多く踏み込んでいます。
でもそれがあくまで軽く踏んでいるので邪魔にはなっていないんですね。
そして、曲の中盤、ジョージのギターソロあたりからノリが出ちゃっています。
スネアがパコンパコンとリムショットが効いてうねるようなノリとなってエンディングまで続くのです。
いやあ素晴らしい。
天才リンゴのドラミングの素晴らしさが堪能できます。
これを凡人が歌いながらやろうとするとさあタイヘン。。。
手は動かないしドタバタ喧しくなっちゃうし歌はブレるし。。。

そんなわけで、自分は2ビートで叩いちゃいました。
あ~。。。
まあ、ちょっくら練習するぜよ。
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