駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

THE BEATLES/What's Goes On(消えた恋)攻略法

2014年06月07日 | ブログでレッスン
先日の日記(5月21日)で、”THE BEATLES/What's Goes On(消えた恋)”という記事を書きました。
その中で、曲は8ビートの刻みですが、テンポが早くて自分は2ビートで叩いているということを書き、改めて練習しなきゃ、というちょっと情けない〆になっております。
これは実際にやってみると、歌いながら叩くにはテンポ193のハイハット8分刻みと、細かいバスドラフレーズがけっこう厳しくて、たとえ演奏できたとしても「相当練習しないと人前で演奏するレベルは遠い」なんて痛感したからなんであります。

ではその後、鬼の特訓をしたかというとじぇんじぇんできていましぇん。。。
ですがこのままでいいわけはないですよね。
だってオレたちTHE STARKEYというバンドは、くりそつに再現したいバンドですもん。
というわけで、大きな課題ができたということであります。
ただ、個人練習する時間はなかなかできないけれど、イメトレだけは毎日の通勤の間にウォークマンで音源を聴いていたらできるわけで、ずっと聴きこんで自分なりに研究しました。
そのなかで浮かんだオレ的攻略法を述べてみましょう。

それは、「高速ハイハット8分刻み奏法」の違いであります。
思いついたのは4つの奏法で、実際に使えるのはそのうち2つぐらい(個人差があります)になると思います。

①ダウンビート奏法
高速で8分を叩くとつい力が入ります。すると、手首が固まってダウンビートのストロークになってしまいがち。
ダウンビートのみでの高速8ビート打ちは、筋肉がすぐに固まって曲の途中で息絶えることは目に見えています(笑)
実はこの奏法は、攻撃的なサウンドなりますので、パンクなどの「破壊」「怒り」などを表現するにはもってこいの叩き方とも言えます。
体力勝負の、本気モードドラミングとなりますね。
ですが、この曲には不向きな奏法です。

②ダウンアップ奏法
この曲のハイハットの音をよく聴くと、「ツクタクツクタク」と聞こえます。
実に生々しく、実に美しい音ですよね。
天才リンゴの若々しさと真面目さが伝わってきます。
「タク」というのはもちろんスネアなんですが、「ツク」がいいんですよ。
ハットの刻みがダウンビート、アップビートと繰り返している感じがしますね。
これぞ本家、王道の叩き方とも言えます。
ドラム教室の若い生徒さんは(上手いんだ彼は!)、ご自分のバンドで200近いテンポの8ビートを練習しており、このくらいのテンポなら行けちゃうそうです。
そうなんです。練習次第なんですよね。
「練習は裏切らない!」に尽きます。
歌いながら楽勝で叩けるまで、練習あるのみなんです。。。

③往復ビンタ奏法
リンゴの特徴と言えば、ハットの上を左右に滑るように叩く奏法が有名です。
手首を使い、上下と左右の回転を組み合わせると、あの「ツクタク」というハットのサウンドが出せるんです。
レコードのあの音に最も近いかもしれません。
この曲を叩くリンゴの画像、もし存在したら見てみたいですねえ。
どうやって叩いていたのか興味深々であります。
ただこの手首の回転、やっぱり要練習ですもんね。
しかもヘタに練習しすぎると腱鞘炎になりがちなので、気をつけないとヤバい(当社比)

④中抜き(チャーリー・ワッツ)奏法
ご存知ストーンズのドラマーですが、チャーリーさんの特徴は、2拍4拍のスネアが入るところはハットを抜くという奏法。
ストーンズの楽曲はミディアムテンポが多いので、200近いような高速ドラミングはなかなか聞けませんが、これでやってみるとすごい楽チン。
オレ的には実践的、オススメ奏法です。

とまあこんな感じの分析ですが、皆さんはどうお考えでしょうか。
やっぱり「練習はウソつかない」もんね。
サビついたら切れが悪くなります。
頑張りましょう!!
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