駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

ビートルズを力いっぱい叩く

2017年12月24日 | ドラム&パーカッション
12月24日(日)
クリスマスイブですが、今日は一人で練習。
たまにやりますが、ザ・ビートルズの名曲を力いっぱい叩くという練習を秘かに(笑)
ビートルズを演奏するにあたって、そのドラミングはハードに叩くべきかソフトに叩くべきか?もっとも初歩的で根本的な疑問でありますが、だからと言って「そんなん決まっとるじゃん」などと簡単に片づけられない問題。
そもそもザ・ビートルズはジャンル的に「ロック」としてくくられたりしますが、「コーラスグループ」だったり「カントリー」っぽかったり「ポップス」だったりもするし、「インド音楽」を取り入れ「テクノ」と言えそうな当時の最先端技術と「レゲエ」や実験的な「前衛音楽」だったりもする。要するにジャンルは「ザ・ビートルズ」なのであり、その都度リンゴさんのドラミングは変遷している。

ライブをこなしていた初期の白黒映像から見ると、リンゴさんは気持ちよくロックしている。力いっぱいドラムを叩き、ザ・ビートルズの名前通りに最高のビートを生んでいる。初期は間違いなくロックンロール・バンドであった。
だから、ビートルズバンドはライブで力いっぱいドラムを叩ければいいのだが、それをしてしまうとステージを台無しにして、たちまちメンバーからはブーイングをもらうことになる。
野外ステージや大ホールなら問題はないだろうが、小さなライブハウスでは音量バランスを考えなければいけない。華麗なギターフレーズはもちろんだが、歌が聞こえなくなったら元も子もない。お客さんにしっかりと歌声を聴かせる音量でノリを出さなきゃいけないというのが、コーラスバンドであるビートルズの特徴であり難しさであるのだ。
想像でしかないが、当時のレコーディング当日は、リンゴさんのドラミングにも音量の問題で注文があったり、ドラムのフレーズもレコードを聴く限り、悩みつつ叩いていた形跡があるのでノリノリではなかったのだろう。決して力いっぱい叩いてはいない。しかしここで原点に戻ってみると、リンゴさんは力いっぱい叩くのが本来の姿だったのだろうし、ライブでのあの神がかった最高のノリは見逃すわけにはいかない。
あのノリで、あの音色を再現して、なおかつ音量だけ50%OFFできたら、最強のビートルズバンドになるのではないか、と気付いて何年間もチャレンジしてきました。
実際、それが成功しているかどうかは別として、それしかドラミングが許されないというのはちとツライ。
なので、時に本来のリンゴさんレベルの力いっぱいドラミングで、ザ・ビートルズの初期の名曲をぶっ叩いていたというわけ。
リンゴさんの原点を探るという名目で時々やっていますが、実はこれストレス発散にはもってこい(笑)
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