駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

理想的なドラム練習

2007年11月13日 | ドラム&パーカッション
昨日に続いて、ドラムについて語るシリーズ。(シリーズ?)
ドラマーとして理想的な練習時間というのはどうか、考察する。
例えば毎日8時間練習する、というようなドラムだけと向き合って日々を過ごすことができれば最高だけど、社会人として生活する一般人としては、そんなことはできっこない。
かつて若い頃、夏休みの連続休暇を利用し、仕事を一週間休んで日々のプログラムを組んで毎日8時間の練習メニューをこなした。
朝はジョギングに始まり、午前中に3時間、午後に4時間、夜に1時間という具合だ。
たった一人でやるべきことを計画してそれを守るというのは、かなり根性がいることで、3日目に挫折した。
それ以降は、午前中のみ練習して、午後はビデオを見たりCDを聞いたり昼寝したり、結局はダラダラしてしまった。
バカな考えだったけど、大好きなドラム漬けの日々を過ごすというのも、貴重な経験だったと思う。確かに、それによっていろいろなことを学んだ。

だがしかし、今となればそんなことはなかなかできない。
となれば、いかに短い時間に効率的に練習するかということになる。
そこで、何をどのようにやるのが一番効率的か、というのが問題である。
それは人によって違うものなんだろう。
自分の場合は長年の経験で自分なりの答えがあって、時間がないのなら30分集中して基礎練習をするのが一番いいと思う。
難しいフレーズ集などにチャレンジするっていうような練習は、基礎練習をした後にしたほうがいいだろう。
そして、30分ぐらいの基礎練習時間というのが、自分としては最も効果的な気がするのだ。それ以上やると頭の切り替えがしにくくなって、基礎練習なんだか何の練習だか分からなくなるので30分ぐらいで済ませてしまうような練習パターンにしている。
具体的な基礎練習方法は、過去の日記で書いているのでここでは割愛するけど、シングル・ダブル・パラディドルの順番に基礎練習をするとちょうど30分ぐらいである。

練習時間は長けりゃいいってものじゃなくて、集中してやれば効果はある。と書いたんだけど、体や技術の成長期にはまとめて時間をかけてみたいところだ。
ピアノやバイオリンなどのクラシック音楽を学ぶ子供たち、バレーやダンスなどの芸能少女、野球やサッカー少年は、小さい頃から相当数の時間をかけている。
中高生の部活なども、朝から夜まで練習漬けでとんでもない高等技術を身につけている。
これをそのままドラムに当てはめたら、ニッポン中、超絶技巧派少年少女ドラマーだらけになって、オレ達中年の中途半端ドラマーは立つ瀬がない。
今、音楽専門学校ってすごい勢いで乱立していて、大都市のあちこちにある。
中高生がプロのミュージシャンになりたいという夢を持って、その子たちが親に専門学校の存在を教える。それで親が「じゃあ行けば」って感じで簡単にお金を出してくれて通う。でも、学校って魔法の場所じゃなくて、行ったら自動的にプロにはなれるなんてもんじゃない。当たり前だけど自分で猛練習しなくちゃ上手くならず、それができなくて挫折して帰ってくる。そんな子がたくさんいる。
恵まれすぎるというのも、身にならないものなのだ。
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