駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

リンゴの悩み

2012年07月23日 | ドラム&パーカッション
7月23日(月)
「リンゴの悩み」なんて、可愛らしい歌みたいだねえ。
そうそう、「赤い~リンゴにクチビ~ル寄せて~♪」みたいな。
ちゃうちゃう。
林檎と違うて。。。
最近のオレがリンゴと言ったら、かの高貴なわれらの神「リンゴ様」に決まっとる。
ですけど、オレがリンゴさまの悩みを知っているってか。
「不倫報道に悩むリンゴ」
「財産分与に悩むリンゴ」
「薄毛に悩むリンゴ」
「皮かむりに悩むリンゴ」
「イボ○に悩むリンゴ」
んなもん知るか~。
人間ですから実際にはあったかもしれんけど、そういう小ネタ集には興味がない。
どーでもいい。
興味があるのは、ビートルズ名曲集における、リンゴの苦悩の部分ですよ。
あれだけ残した名曲の数々において、聴くことのできる秀逸なリズムパターン、フレーズ、音色、誰にも真似ができないオカズなど、歴史的な1ページをを残したリンゴですが、現場ではそうとうな悩みや逡巡が聞き取れます。
そこが何とも面白い。
ビートルズバンドの宿命は、“間違いすらも完コピ”であります。
ビートルズデビューから50年間、世界中のビートルコピーバンドが「間違いは真似しちゃいかんだろ」VS「間違いもビートルズ」で、どんだけ取っ組み合いの大げんかをし続けたことだろう。(笑)
確かに、ビートルズの黄金のコーラスにおける「迷い」「逡巡」などを聴き分ける喜びはマニアの中では楽しみの一つでしょうね。
ドラムのフレーズもモチロンそうですが、自分はあんまり話題にしたことがありません。
なぜなら、今までテキトーに聴いていたのでそこまで気にしたことがなかったんですね。
ですが、コピーをするために何度も聞きこんでいると「リ~ンゴの気持ち~がよく分かる」みたいな気になってくるのであります。

例えば、あの「涙の乗車券」でありますが、あの特徴的なリズムパターン。
スネアからタムへ両手打ちで「ドンパドドパッド」という、いつ聴いてもしびれるフレーズなんですが、途中で悩むんですよね。
「間違えた?」的な感じで「ドンパンドドパド」と叩き、いったん戻る。
そして再び「ドンパンドドパド」に統一されて最後まで叩ききる。
聞いてて「なんでやねん?」みたいな納得し難い感が残ったりして。
しかし、その後Youtubeにアップされた白黒のライブ映像を見ると、始めから最後まで、冒頭の「ドンパドドパッド」という秀逸なフレーズで通していたりします。
その時、リンゴは何を考えていたのか知る由もないんですが、レコーディング時には未完成で、自分の中で消化しきれていなかったのでしょうか。
そんなことを想像するだけで、楽しくてたまりませんね。
まあ、なんにしてもビートルズは楽しいなあ。
今さらですけどね。へへへ。。。
コメント
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