駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

ビールとドラムの共通点

2009年01月20日 | ドラム&パーカッション
1月20日(火)
今日も残業でした。どういうわけだか自分一人だけ早く帰れなかった。あたふたと走り回って一日が終わってしまって。。。とほほな気分。
今日の日記はここでお仕舞い。じゃんじゃん。

といったところで、昨日の日記の続きを。
上手いギタリストをじっくり見て堪能し、自分も上手いドラマーになりたいと思ったわけなんだけど、上手いということに関して考えたわけなんだな。
ギタリストもベーシストもドラマーもパーカッショニストも、“上手い”と言われる条件は何ぞやと。
上手に手が動くという部分は確かに大きいよね。手数やスピードに勝るプレイヤーのハイテクニックは見た目にも華やかで、見る者聴く者を圧倒します。
それは、基礎練習をしっかりやっている証だからね。
でもそれが延々と続いたとしたら、単に見て楽しむものには張り詰めた緊張感が息苦しくなっちゃう。
やはり、“余裕”がないといけません。
手数や難しいことはそんなに必要ないと思うわけです。ここ一番で、すらすらっとかっちょよく決めて知らん顔しているっていうのがいいね。ニクイ。

オレはね、ビールに近いものがあると思うわけじゃん。なによいきなり。。(笑)
いえね、最近ビールってあんまり売れないって言うじゃない。
まあ、真冬だしね。でも、サントリーモルツのばか高いやつが売れてる。
矢沢の永ちゃんがCMやってるやつね。
永ちゃんがCMやってるからって、それだけで買うのはよほど金持ちの永ちゃんファンだろうけれど、そうでなくても売れているのは、やはり味がいいからなんだろう。
今、特にあの味が美味いと感じるのは、冬だからでもあると思うんだね。寒いから夏のように水代わりにガブガブ飲まないから、量は少しだけでいいから、その分高くても旨いものを贅沢に飲みたいという心理。
それと若者のビール離れもあって、ビール党の年齢層が高くなり、年齢相応に少量を味わって飲む傾向があるのではないか。
「コクがあってキレがある」というのはビールの宣伝文句だけど、ノド越しだけで味はイマイチっていう安いビールもどきではなんだか物足りないんだよね。
味が悪いんだから、少しだけ飲むとき後悔しちゃったりする。
今は第三のビールの時ではないという感じがするね。特に真冬だし。
もちろん、真冬だろうと大量にグビグビと飲みたい若者も沢山いるだろうし、そんな人はお金の余裕がなければ第三のビールを選ぶだろうし、それはそれでいいんだけどね。
何となくだけど、味で勝負する大人の時代かなあ、なんて思ったわけよ。冬の時代って言うか。

テクニックはしっかりあって前面には出さないんだけど随所に光る。余裕があって安定してる。ダイナミクスが光る。音色で勝負する。
まあ書き出したらきりがないんだけどさ。
オレ等オヤジのミュージシャンって、今更パワーとスピード勝負じゃないじゃん。
キレとコクだよね。味で勝負しなきゃね。
そんなわけで今更ながら「上手い」と言われたいと思ったわけ。
今更、「未完成だけど勢いがある」なんて褒め言葉にはならない。
これは若手ドラマーなんかのミュージシャンへの期待をこめたエールだ。
「渋い」なんて言われるのも恥ずかしいよねえ。褒め言葉がなくて無理やり捜したのがミエミエだもんねえ。
「いい味出してる」なんてのも微妙~だね。きっと全然褒めてないよねえ。
「上手いドラマー」ってさ、「旨いドラム」とか「美味いドラム」とかに置き換えても違和感ないような気がしてね。食いもんじゃなくても、聞く人に味わってもらうっていう感じ。
ここまで書いて言葉が見つかった。
「ないものねだり。。。。」
がく。
コメント (2)
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